佐野と山﨑はオリックス勢との対戦を楽しみに
日本野球機構(NPB)は5日、『マイナビオールスターゲーム2021』の監督選抜選手を発表。DeNAからは、キャプテンの佐野恵太、クローザーの三嶋一輝、セットアッパーの山﨑康晃が選ばれた。
2013年のルーキーイヤー以来、2回目の選出となる三嶋は「光栄に思いますし、自分の良いものを出せるように頑張りたい」とコメント。初選出の佐野は「とても光栄に思ってますし、初めてのオールスターなので、楽しみながらいいプレーをやれるように頑張りたい」と語り、6年連続での選出となった山﨑は「非常に光栄なこと。全国の皆様に夢を与えられるようなプレーをしたいなと思ってます」と抱負を語った。
対戦したい相手について三嶋は、特定の名前は出さなかったものの、「パ・リーグのバッターの方々は、すごい力強いスイングをしてくる。凄さ強さ怖さを感じながら投げたい」とのこと。佐野は「宮城投手は交流戦で対戦していい投手だったのでまた対戦したい。山本投手とは機会がなかったので、どのくらいすごいボールを投げてくるのか楽しみ」と、オリックスの宮城大弥と山本由伸の両投手を指名。山﨑はオリックスの吉田正尚を挙げ、「大学時代から良い選手で、プロに入ってからも代表するような選手。対戦自体が楽しみ」と、侍ジャパンの同僚との対戦を心待ちにした。
また、三嶋は「シーズンに向けて、盗める部分は盗んで、良いものがあれば勉強してレベルアップしたい」、佐野はコロナ禍で「挨拶や食事もできない状況なので、1人でも多くの選手とコミュニケーションを取って野球の話をしたい」と、オールスターならではの交流も楽しみの一つに挙げていた。
ファンに向けて三嶋は「僕たちが野球をできているのも色々な方に支えられているから。感謝して、オールスターでも勇気と感動を与えられるように心がけたい」とし、佐野は「ホームランを打てれば嬉しいけど難しいと思うので、ヒットを1本でも多く見せられるように」と意気込んだ。山崎はナックルボール解禁も示唆し、「ヤスアキジャンプもそうですし、楽しいなと思うようなプレーを皆さんに見せたい」と、お祭りでの盛り上げ役にも意欲を見せた。
ベイスターズを引っ張るキャプテンと、勝利の方程式の核を担う2人が選ばれた夢舞台。華やかなステージで輝くような活躍を期待したいところだ。
取材・文=萩原孝弘