2022.03.16 13:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 3 | 終了 | 0 | オリックス・バファローズ |
静岡 |
元日本ハムのドラ1右腕、昨季はメキシコで活躍
入団テストを経てオリックスと育成契約を結んだ中村勝投手(30)が16日、楽天とのオープン戦(静岡)に先発登板。移籍後初のオープン戦は4回4安打3失点だった。
初回、日本ハム時代の同僚でもある1番・西川に右前打を許すも、2番・浅村は投ゴロ。3番・マルモレホスを三飛に仕留め二死二塁としたが、4番・島内に先制の右前適時打を浴びた。
2回も先頭打者の出塁を許したが、最後は9番・小深田をフォークで空振り三振に仕留め無失点。3回は先頭の西川を歩かせたあと、浅村に左越えの適時二塁打を浴びた。その後、島内に中犠飛を許し3失点目。4回はテンポ良く3者凡退で終えた。
4回67球、4安打3失点、1奪三振2四球の内容で降板。主力が並ぶ上位陣に捕まったものの、最速146キロを計測し、変化球はカーブを軸に緩急を生かした投球術を披露。大崩れすることなく及第点の内容だった。
中村は2009年のドラフト1位で日本ハムに入団し、2014年にはシーズン自己最多の8勝をマーク。しかし、2017年途中に右肘のトミー・ジョン手術を受け、翌年に復帰したものの2019年オフに戦力外通告を受けた。その後は海外リーグを渡り歩き現役を続行。昨年はメキシカンリーグで最優秀投手のタイトルを獲得し、今年2月にオリックスの春季キャンプにテスト生として参加。3月1日にオリックスと育成選手契約を結び、この日が新天地でのオープン戦初登板となった。