“一軍初登板開幕投手”の大役を果たす
プロ初登板で開幕投手に抜擢されたオリックスの山下舜平大が、6回1失点7奪三振の好投を見せた。
初回、西武の1番・ペイトンを3球三振に仕留めると、二死一塁で迎えた山川穂高には高めのストレートで押し込み左飛に打ち取るなど3回まで無失点ピッチングを披露。4回に先頭の外崎修汰に出塁を許すと、一死後に栗山巧に左中間を破るタイムリーを浴びプロ初失点を喫したものの、追加点は許さず、6回途中、84球、4安打1失点、7奪三振1四球の好投で一軍デビューの登板を終えた。
31日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷繁元信氏は「やっぱりいいなと思いましたね。初登板、初先発、開幕投手でこれだけのピッチングですから十分じゃないですか。楽しみでしょうがない」と称賛した。
「フォークは今年から覚えたと聞いているのでそこまでものにしていないと思いますが、山川から三振を奪ったカーブとストレートにはかなり自信があると思います」と分析。さらに「球種が3種類しかないことや球数であったり課題はありますが、今日のようなピッチングができれば二桁は勝てると思います」と20歳の右腕を絶賛した。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏は「僕は2年目の開幕戦でリリーフがプロ初登板だったんですが、緊張しまくって(ボール)コントロールできませんでした。それと比べたら雲泥の差ですね」と自身の経験を引き合いに出して評価。
「3年目でプロ初登板でこれだけのピッチングができるのですから魅力的ですね」と初の大役にも動じることなく堂々の投球を見せた山下を手放しで絶賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』