「申し訳ない気持ちしかない」
日本ハムは15日、本拠地で西武相手に0-10で大敗。快勝したカード初戦から打って変わって投打ともに苦しみ、新本拠地での初めての連勝とはならなかった。
先発した上沢直之は序盤の3回を無安打・無失点、一人の走者も許さないパーフェクトピッチという最高のスタートを切りながら、4回にデビッド・マッキノンとマーク・ペイトンの両助っ人に適時打を許して3点を失ってしまう。
5回は先頭を出しながら後続を斬って立ち直りの気配を漂わせたものの、6回は先頭打者への四球からピンチを招いてペイトンに2打席連続となる適時打を献上。さらに一死満塁から二者連続押し出しで2点を与え、6回途中で降板となった。
後を受けた投手も嫌な流れを食い止めることができず、この回6失点で0-9。上沢は5回1/3を投げて被安打7、四死球4つで9失点(自責8)というまさかの結果に終わり、今季初黒星を喫した。
15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏も、「3回まではパーフェクト。9人で片付けたんですが、4回からボールが浮き出してしまった。そうなってくると、これだけの素晴らしい投手でも抑えるのは難しくなってしまう」と振り返る。
同じく番組に出演した斎藤雅樹氏からは「最後の方は力も入っていないような感じでした。故障か何かでなければいいなと心配になってしまうような感じ」と心配の声も。
登板後の上沢からは「申し訳ない気持ちしかない」というコメントが出ており、アクシデントなどに関する情報はない。次回登板で不安を一蹴するような快投を見せることができるか、注目したい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』