【東都大学野球・春季リーグ戦】
○ 国学院大　4 － 2　亜大 ●
＜27日・神宮＞

　国学院大は3番・柳舘憲吾内野手（3年・日大三）が初回に先制ソロを放つなど、3安打猛打賞の活躍。4回には1番・神山福生内野手（4年・国学院久我山）が2点タイムリー三塁打を放つなど、相手エース・草加から4点を奪い、亜大に勝利。1勝1敗とした。

　柳舘は感触を味わうように、大きな放物線を目で追った。草加の2球目、高めに入ったツーシームを完璧に捉え、右中間スタンドへ先制ソロ。前回対戦した際は、草加を相手に完封負け。「技術の面で準備するのはもちろん、完封で負けているのに下がった気持ちでスタートしたくはないと思っていたので、練習の中での心の準備が初回のホームランにつながった。足掻くつもりで思い切ってやって行こうという結果が結びついた」と声を弾ませた。

　国学院大は開幕勝利後、白星から遠ざかっていたが連敗を「3」で止めた。鳥山泰孝監督は「いろんなところから糸口を見出そうとしたところで、ひとまず今日の場合はいところに行った」と久々の勝利をかみ締めた。