中10日での登板もまさかの乱調
楽天は先発の田中将大が乱調で大敗。4連敗を喫し、借金は今季ワーストを更新する「9」となった。
先発・田中将は四球や暴投など立ち上がりの制球に苦しみ初回から失点。3回は2安打と遊撃・山﨑剛の失策で一死満塁のピンチを招き、5番・頓宮に2点適時打を左前へ運ばれた。4回は1番・野口智哉に右翼線突破の適時二塁打を浴び4失点目。5回は3番・中川圭太、4番・森友哉、5番・頓宮裕真に3連打を浴び、5点目を失ったところでノックアウトされた。
右腕は4回0/3で83球を要し、10安打7失点(自責点6)、2奪三振2四死球。この日は最後まで修正できず防御率は4.37に悪化した。
23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「今日は10日空けてるわりには身体が重そう見えてボールも変化球のキレがなかった」と振り返り、「なにか手探りで投げているようでした。全然キレがないから(相手の)バッターも追い込まれても気にせずに自分のスイングをされてしまった」と背信投球を分析。「中10日でしっかり練習はしていたと思うんですが、まだ(調整が)足らなかったのかなと思いましたね」と再調整の必要性を強調した。
田中将は4月12日のソフトバンク戦で勝利を挙げてから、5試合に先発して0勝2敗。チームが最下位に沈む厳しい状況なだけにエースの復調が急がれる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』