5連打で逆転を許す
広島はソフトバンクに逆転負けを喫し、2カード連続負け越しとなった。
1点リードの6回に登板した栗林良吏は先頭の中村晃にレフト越えの二塁打、牧原大成には自らの落球で内野安打とされ、無死一・三塁から、近藤健介にライトへタイムリーを浴びて同点に追いつかれる。さらに、柳田悠岐には右翼フェンス直撃の三塁打で勝ち越しを許し、一死三塁で柳町達にも二塁打を浴びて3点目を失った。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏は復帰2戦目となった栗林について「栗林が調子を上げてきてなのか一軍に復帰してきて、クローザーというより中継ぎの登板が続いていますがちょっとらしくないかなと思いますね」と、今季早くも5敗目を喫した絶対守護神の状態について懸念を示した。
番組で解説を務めた斎藤雅樹氏は「抑えをやっていた頃の本調子かと言えば、ちょっとそこまではいっていない感じですね」と指摘し、「でも、2シーズン目一杯やってからの3年目なので…もう少し時間が必要かなと思いますね」とルーキーイヤーから2年間フル稼働した勤続疲労も考慮して調整を急がせるべきではないとの見解を語った。
岩本氏も「監督もピッチングコーチも彼が必要だからこそこういった(中継ぎでの)気を使った登板機会というタイミングというのもありますので、(これから)調子を上げてほしいですね」とエールを送った。
栗林はWBCで侍ジャパンに選出されたが「腰の張り」で離脱。復帰後は12試合に登板するも右太ももの怪我で5月に再離脱し、2日のソフトバンク戦で復帰登板を果たしていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』