若き主砲と令和の怪物が躍動
ロッテの怪物・佐々木朗希と4番・山口航輝がマリンスタジアムで輝きを放ち、広島相手にカード勝ち越しを決めた。
先発の佐々木朗希は160キロ超えのストレートと自慢のフォークが冴え、4回までカープ打線を沈黙させる完全投球を披露。5回にはNPB日本人最速タイの165キロを記録し、球場をざわつかせる場面もありながら、7回を自己最多の109球、被安打5、奪三振10の2失点で今シーズン5勝目を挙げた。
打っては5年目の山口航輝が3回にグランドスラム弾をレフトスタンドに突き刺す4番の働き。若き主砲と令和の怪物の活躍でチームに勝利を導き、熱狂的なマリーンズファンを大いに沸かせた。
プロ初の満塁ホームランを放った山口に、11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した笘篠賢治氏は「僕が見る限りですけど、タイガース戦で大山(悠輔)を間近で見たところ辺りから、何か変わったと勝手に見ているんです。気持ち的にも大山を見て何か感じたものがあったのでは」と3日からの甲子園での3連戦、そして5日の3ランがキッカケになったのではと持論を述べた。
佐々木朗希に対しMCを務めた岩本勉氏は「スピードも出ていましたし、志願して7回もマウンドにも上がると。自分で自分にすごくチャレンジしている佐々木がいたと思うんですよね。また勝ち星も付いたことは何よりではないでしょうか」と評価。また今日の調子はイマイチとだったとのコメントには「一年間の内、絶好調なんで、例えば26試合や27試合先発としてマウンドに上っても、数試合なんですよ。たぶん3試合が4試合くらい」と自らの経験を踏まえて解説し「それを基本としたときには今日の自分はあまり良くなかった、でもそこからどうやってバッターをアウトに取るのかというところが、投球、ピッチングなんですよ。それを感じだしている佐々木に一層ロックオンですね。そういう発言があったかたこそロックオンしたいピッチャーとして、改めて上げたいですね」とさらに注目していきたいと熱く語った。
若い力でリーグ首位を掴んだロッテ。この勢いで、ビジターでの交流戦6試合に挑んでいく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』