打線も8得点と大量援護
阪神の西勇輝が古巣のオリックス相手に快投を見せ、プロ野球20人目となる12球団から勝利の快挙を達成。打線も8得点と奮起し、昨夜の零封負けを払拭する快勝劇で本拠地・甲子園を沸かせた。
先発の西勇輝は初回、1死3塁のピンチから4番の森友哉にセンター前タイムリーを浴び先制点を許し、味方の4点の援護を受けた後の2回にも内野ゴロで失点。しかし3回からは持ち味の投球術でオリックス打線を翻弄。6回を投げ切り94球、被安打5、奪三振3、四死球3、失点2のクオリティスタートで試合を作り、今シーズン4勝目を挙げた。お立ち台では「長かったですね。古巣とはなかなか、1年間1回しか対戦できないですし、ゲーム的にも苦しい展開がいっぱいありましたし、その中で今年無事に12球団勝利ができたのでほんとに安心しています」と安堵の表情を見せていた。
14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した福留孝介氏は「粘りに粘ったというピッチングでしたね。そんなに調子自体は良くなかったと思うんですよ。その中でもゴロをしっかり打たせて粘っていけたっていうのが今日のピッチング」と分析。また「味方が逆転してくれたというのが大きかったですね」と打線の援護も勝利のポイントだったと分析した。
古巣相手の勝利で達成した12球団制覇に「なかなか対戦する機会もないですからね。本当に良かったですね」と同じ縦縞のユニフォームを着て戦った後輩の快挙に目を細めた。
また近本光司は22打席ぶり、佐藤輝明16打席ぶりと主軸に久々の快音を響かせたことに「ムードも変わりますし、点も入りますね」とOB目線で解説し、猛虎打線の勢い再加速にも期待を寄せていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』