「自分の中でも制球も安定してきて、球速も出てきているので、いい感じで今は投げられています」。
ロッテの育成・土肥星也は制球力が上がり、ストレートが力強くなった。育成選手ではあるが、2月に行われた一軍の練習試合では4試合・7イニングを投げ、0失点。3回を無失点に抑えた2月23日の日本ハムとの練習試合では、4-0の5回二死一、三塁で石井一成を1ボール2ストライクから144キロの外角ストレートで空振り三振に仕留めるなど、強いストレートを投げていた。3月1日のソフトバンクとの練習試合でもストライク先行の投球で2回を無失点。
オープン戦では一軍での登板がなく、支配下選手登録復帰を目指しファームで奮闘する。ファームでは主にロングリリーフを担当。4月25日の西武二軍戦から6月7日の楽天二軍戦にかけて7試合・13イニングを投げ無失点に抑えた。
5月26日の日本ハム二軍戦では、先頭の宇佐見真吾に対して147キロを記録するなど、145キロ前後のストレートを投げ、2-2の6回無死一塁で石井を0ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた外角145キロのストレートが良かった。
特に今季の土肥はきっちりと制球できている時は安定していて、7試合連続無失点中の与四死球は0。一方、与四球があった試合は全て失点している。
土肥本人も「四球がある時は球もそんなに強くないですし、バッターにも打たれている」と反省しつつ、「最近は制球も良いし球も良いので、あんまり打たれていない感じですね」と自己分析する。
打たれなくなった要因について「最近、良くなってきたのは肘を下げたというか、自分の中で下の方で投げています」と、肘を下げたフォームがしっくりきたことが関係しているようだ。
気になったのが、コロナ禍前に取材のたびに口にしていた“下半身主導のピッチング”。 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による取材制限があり、3年近く土肥を取材できていなかったが、現在は「今はめっちゃ意識しているというわけではないですが、そこは大前提としてあります。あとは肘を下げて投げてという感じです」と教えてくれた。
「育成選手ですし、期間もあんまりないので調子を落とさずやっていきたいです」と話すように、一軍のマウンドに上がるためには支配下選手に復帰する必要がある。「今は中継ぎで入っているので、ワンポイントでもロングでもどこでも対応できる投手になっていきたいです」。一軍の左のリリーフは坂本光士郎のみと手薄。ファームで結果を残し続けた先に、支配下選手復帰、一軍登板が待っているはずだ。
取材・文=岩下雄太
ロッテの育成・土肥星也は制球力が上がり、ストレートが力強くなった。育成選手ではあるが、2月に行われた一軍の練習試合では4試合・7イニングを投げ、0失点。3回を無失点に抑えた2月23日の日本ハムとの練習試合では、4-0の5回二死一、三塁で石井一成を1ボール2ストライクから144キロの外角ストレートで空振り三振に仕留めるなど、強いストレートを投げていた。3月1日のソフトバンクとの練習試合でもストライク先行の投球で2回を無失点。
オープン戦では一軍での登板がなく、支配下選手登録復帰を目指しファームで奮闘する。ファームでは主にロングリリーフを担当。4月25日の西武二軍戦から6月7日の楽天二軍戦にかけて7試合・13イニングを投げ無失点に抑えた。
5月26日の日本ハム二軍戦では、先頭の宇佐見真吾に対して147キロを記録するなど、145キロ前後のストレートを投げ、2-2の6回無死一塁で石井を0ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた外角145キロのストレートが良かった。
特に今季の土肥はきっちりと制球できている時は安定していて、7試合連続無失点中の与四死球は0。一方、与四球があった試合は全て失点している。
土肥本人も「四球がある時は球もそんなに強くないですし、バッターにも打たれている」と反省しつつ、「最近は制球も良いし球も良いので、あんまり打たれていない感じですね」と自己分析する。
打たれなくなった要因について「最近、良くなってきたのは肘を下げたというか、自分の中で下の方で投げています」と、肘を下げたフォームがしっくりきたことが関係しているようだ。
気になったのが、コロナ禍前に取材のたびに口にしていた“下半身主導のピッチング”。 2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による取材制限があり、3年近く土肥を取材できていなかったが、現在は「今はめっちゃ意識しているというわけではないですが、そこは大前提としてあります。あとは肘を下げて投げてという感じです」と教えてくれた。
「育成選手ですし、期間もあんまりないので調子を落とさずやっていきたいです」と話すように、一軍のマウンドに上がるためには支配下選手に復帰する必要がある。「今は中継ぎで入っているので、ワンポイントでもロングでもどこでも対応できる投手になっていきたいです」。一軍の左のリリーフは坂本光士郎のみと手薄。ファームで結果を残し続けた先に、支配下選手復帰、一軍登板が待っているはずだ。
取材・文=岩下雄太