チーム単独トップの7勝目
現役ドラフトの星・大竹耕太郎がプロ初完投、初完封で広島を圧倒。チーム単独トップの7勝目を挙げるとともに、防御率も1.13となり、リーグトップに躍り出た。
初回は二死一・二塁のピンチにも動じず、田中広輔から見逃し三振で切り抜けると、2回から6回まではわずか1安打に抑える快投を披露。7回に一死一・二塁と久々にスコアリングポジションにランナーを進められるも、デビッドソンをショートフライ會澤翼を空振り三振で切り抜けた。大きな山を超えた左腕は8回9回と3人ずつで片付け、105球、被安打5、奪三振7の内容。広島に4回の対戦で3勝無敗と今回もキラーぶりを発揮した。
大竹について、5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説者として出演した斎藤雅樹氏は「先頭打者を1回も出さなかったですし、のらりくらりと言っては少し失礼かもしれませんけど、一本調子になると広島打線はすごく強いんですよ。そうならないように自分でうまく緩急をつけて投げていましたよね」と濃淡をつけた投球を評価。勝負のポイントとなった7回の會澤翼の場面にも触れ「ピンチのときは真っ直ぐで力勝負。本当に今日は見事なピッチングでしたね」とインサイドにズバッと投げ込んだ渾身の140キロストレート勝負を絶賛した。
早稲田大学の先輩・岡田監督の元、才能が開花した大竹耕太郎。現役ドラフトの星の輝きは投げる度に増してきている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』