新庄政権ワーストの9連敗
日本ハムは新庄監督就任後ワーストの9連敗。借金も今季をワーストを更新する「14」に膨らみ、5連勝の西武と入れ替わり最下位に転落した。
この日もチャンスの一本が出なかった。両軍無得点で迎えた4回は、先頭の1番・ハンソンが中堅への二塁打を放ちチャンスメイク。その後、一死一・三塁と西武先発・髙橋光成を攻め立てたが、4番・マルティネスは空振り三振。二死二・三塁で5番・清宮幸太郎は中飛に倒れた。
6回と7回も得点圏に走者を置いたが決定打は出ず。8回は途中出場の石井が右中間フェンス直撃の長打を放ったが、ボールが右翼方向へ跳ねる間に一気にランニングホームランを狙うも痛恨の本塁タッチアウト。結局、完封勝利を達成した髙橋から最後まで得点を奪えず、0-1で敗れた前夜に続き今季9度目の完封負けを喫した。
16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏はチーム状態について「投手陣はすごくいいんです。すごく頑張って抑えているのですが…」と語り、「打線のほうが新庄監督の目指す固定化に値するだけのアピールができていない」と指摘。「なので、今シーズンに加入した選手をラインナップに起用することが多くなっている。打線の固定化ができないということは役割を明確に持てない。選手たちが迷走とともに試合に出場していると思ったりするんですよね」との考えを述べた。
「新庄監督も言っていたんですが、起爆剤になるような驚くくらい元気な選手とか、ラッキーを持っている選手が出てきたときに、大逆転の流れに変わるんじゃないかと。ムード(を変える選手)も必要だと思いますし、バットでチームを鼓舞する選手、最近では今川優馬という“元気印”が上がってきましたのでとても期待しているんですよ」と、チームの流れを変える新たな選手の台頭に期待を込めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』