ニュース 2023.07.25. 05:00

トヨタ自動車が4年ぶり決勝進出 補強選手・森田駿哉が勝利を呼び込む好投「絶対に優勝したい」

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トヨタ自動車・森田駿哉投手[写真=灰原万由]
【第94回都市対抗野球大会・準決勝】
○ トヨタ自動車 3 - 1 JR東日本 ●
(24日・東京ドーム)

 トヨタ自動車(豊田市)がJR東日本(東京都)との接戦を制し、準優勝に輝いた2019年以来4年ぶりに決勝進出を決めた。ホンダ鈴鹿からの補強選手・森田駿哉投手(26)が6回1失点の好投で、チームに勝利を呼び込んだ。

 抜群の安定感を見せた。初回は相手の上位打線をわずか8球で打ち取ると、「先制してもらったので、楽に投げることが出来た」とコーナーを丁寧について凡打の山を築いた。2点リードの5回、唯一先頭打者の出塁を許して得点圏に走者を背負うと、一死三塁から1番・向山の内野ゴロの間に1点を返された。それでも「真っすぐをきちんとはじき返されたのはそこまでなかった。後ろにもいいピッチャーがたくさんいるので、一人一人丁寧に投げることが出来た」。6回は二死二塁と、一打同点のピンチを招いたが、最後は6番・下川を投ゴロに仕留め、1点のリードを守り抜いた。

 試合後、連日応援に駆け付けている豊田章男会長から「ホンダなんだね、ナイスピッチング」と声を掛けられ、握手を交わした。決勝戦では同じ東海地区のヤマハ(浜松市)と激突。森田は「トヨタは風通しの良いファミリーのようなチーム。明日の試合もしっかりと準備して絶対に優勝したい」とトヨタの一員として、東海対決を制すことを誓った。
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