2戦連続マルチと復活の気配
ヤクルトは29日、本拠地でのDeNA戦に5-3で快勝。エースの小川泰弘が試合を作り、打っては主砲・村上宗隆に一発が飛び出すなど投打が噛み合った。
攻撃面での光明は主砲の躍動だけではない。下半身のコンディション不良から27日に復帰し、3戦連続でスタメン出場した塩見泰隆のバットからも快音が響いた。
初回二死走者なしで迎えた第1打席、2ボール・2ストライクからDeNA先発・大貫晋一のツーシームを強振すると、打球はレフトスタンドに飛び込む先制の4号ソロ。8回にもレフトへ運ぶ安打を放ち、2戦連続のマルチ安打で勝利に貢献した。
29日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏も、塩見の活躍ぶりには「彼がいるのといないのでは打線が大きく違う」と述べ、「彼が入るだけでこんなに打線が違うのかというぐらい変わるので、ずっと出ていてほしいなと思いますね」とOB目線からも大きな期待を寄せる。
昨季は130試合に出場して打率.276・16本塁打・54打点・24盗塁と奮闘を見せ、走攻守すべてでチームを牽引してきた30歳。今季はケガに泣いて19試合の出場に留まっているが、ここに来て復活の気配を漂わせている。
休んだ分の巻き返しでチームを逆襲に導くことができるか、塩見泰隆のさらなる躍動に注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』