打率「.341」で首位打者独走
3位DeNAが2位の広島相手に粘りの逆転勝ち。敵地で2度追いつく一丸野球を見せ、連敗を止めることに成功した。
DeNA先発の今永昇太は初回、先頭の菊池涼介に初球をレフトスタンドに運ばれるが、5回には、広島先発の九里亜蓮に対し、京田陽太のヒットを皮切りに、1番・桑原将志のレフト前タイムリーで同点。波に乗っていたいきたいところで、直後のマウンドで一死後、今永が足のつりで緊急降板し、6回には山﨑康晃が堂林翔太に勝ち越しタイムリーを浴びる嫌な展開となってしまう。
しかし7回、戸柱恭孝のポテンヒットを足掛かりに、代打の切り札・楠本泰史のタイムリーで追いつくと、二死から関根大気がつなぎ、宮﨑敏郎のタイムリーで逆転。続く牧秀悟もレフト前に弾き返し、一挙3点を奪った。8回に1点を返されるも、9回には再び宮﨑敏郎がライト頭超えのタイムリー二塁打で突き放し、5−3で勝利した。
1日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した達川光男氏は殊勲の宮﨑に「右バッターで右に打たせたら素晴らしいね。おっつけるというか、本当に右の脇がものすごく締まっている」と絶賛。また最近はコンディションと相談しながらの起用となっているが「宮﨑が出れない試合はほとんど負けていますが、宮﨑が出た試合はほとんど勝ってますよ」とその存在感の大きさにも注目していた。
この日は4打数3安打2打点で打率も.341と上昇した首位打者の“ハマのプーさん”。頼りになるベテランが、湿りがちだった打線に火を付けた一戦だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』