2023.08.05 14:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 4 | 終了 | 2 | 東京ヤクルトスワローズ |
バンテリンドーム |
「今月中の達成は間違いないと思います」坂口氏も注目
中日は5日、本拠地でのヤクルト戦に4-2で勝利。序盤の2イニングに5安打を集中させて4点を奪い、そのリードを守り切って2連勝とした。
効率的な攻撃を牽引したのが、「2番・左翼」でスタメン出場したベテランの大島洋平だ。まずは1点を追う初回、岡林勇希が二塁打を放ってチャンスを作ると、大島は次の初球を強振。痛烈な当たりは一塁手に阻まれたものの、これが岡林の三進につながる進塁打となってダヤン・ビシエドの同点打を呼び込んだ。
さらに2回、味方が2点を勝ち越してなおも一死一・三塁というチャンスで打席が回り、ここでは追い込まれながらもフォークにうまく対応してライトへの適時打。3点リードの5回、先頭で迎えた第3打席でもセンターへの二塁打を放ち、この日は4打数2安打1打点と躍動した。
この2安打を加え、通算安打は1984本に到達。いよいよ2000本安打の大台が目前に近づいてきた。
安定した働きぶりが光る14年目のベテランについて、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「毎年同じくらい(成績の)計算が立つ選手ってなかなかいない。こうして長い間ずっとヒットを打ち続けるというのはやっぱりすごく練習をしているんでしょうね」と称え、活躍の秘訣には「技術ももちろんあると思うんですが、いつもすごく良い準備ができている」という点を強調した。
また、同じく番組に出演した平松政次氏も「これだけ毎年ケガもせず、好不調もなく安定して140~150本打つんですから。チームにとっては本当に力になっていますよね」と年齢を重ねても衰えることなく安打を量産し続ける37歳を絶賛する。
坂口氏は最後に「今月中の達成は間違いないと思います」と語り、中日では2017年の荒木雅博氏(現・内野守備走塁コーチ)以来となる偉業達成に期待を込めつつエールも送った。
多くのファンが楽しみに待つ瞬間はいつ訪れるのか。今後も安定したペースで進んで行くであろうカウントダウンから目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』