プロ7年目の“スタイルチェンジ”?
DeNAは17日、敵地でのヤクルト戦に5-3で勝利。先発した濵口遥大が6回2失点の好投を見せ、今季初勝利を挙げた前回登板に続いて2連勝とした。
3回に牧秀悟の2ランなどで3点をもらった左腕は、4回に村上宗隆に特大の一発を浴びて2点こそ失ったものの、そこで崩れることなく粘り強い投球を展開。6回を89球、被安打5で与四球は1。テンポよく2失点にまとめた。
すると打線が7回、佐野恵太の2ランで追加点をゲット。終盤は山﨑康晃からJ.B.ウェンデルケン、森原康平とつないで逃げ切り成功。好投の濵口が今季2勝目(5敗)を掴んだ。
17日放送のCSCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「前回も今回もそうですが、四球がひとつなんですよ」とし、前半戦で苦戦の要因となっていたコントロールが安定してきた点を強調する。
これには同じく番組に出演した館山昌平氏も「変化球もかなり安定していましたね」とこの日の投球を振り返りながら、「あとは投球のバリエーションですね。2段モーションで投げてみたり、バッターは構え遅れてはいけないとか、いろいろなシチュエーションを想定しながら打席に立っている」と語り、打者に頭を使わせながら幻惑することができていると解説。
そのうえで、「チェンジアップやフォーク、カットボールを低めに丁寧に投げていた。今までのようにストレートで押してポップフライや三振を狙うというピッチングではない。ちょっと大人になったような投球に見えますね」とプロ7年目のスタイルチェンジにも注目した。
最後は「ここにきて調子が上がってきたのは、DeNAにとって大きいですね」と野村氏。
同じ左腕の後輩の活躍を喜びながら、首位・阪神との3連戦に挑む古巣にエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』