21歳最後のマウンドを完封で飾る!
オリックスは24日、敵地での西武戦に5-0で快勝。先発した宮城大弥が9回・117球の熱投で西武打線を4安打に封じ、今季3度目の完封でチームを6連勝へと導いた。
初回は2番・源田壮亮に安打を許すも3つのアウトをすべて三振で奪う好スタートを切ると、そこから5回途中まで13者連続でアウトに仕留める快投を披露。
ピンチらしいピンチは8回一死から山野辺翔に二塁打を許した場面くらいで、ここも後続をフライアウト2つで斬って無失点。球数が100球を超えた9回も2つの三振を奪ってスコアボードにゼロを刻み、9回を無四球・12奪三振でリーグ最多となる3度目の完封勝利を挙げた。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した松中信彦氏は、宮城の投球について「これだけ腕を振って投げられると、打者は投げる瞬間に真っすぐだと思いますよね。その分、見極めは難しいと思います」と解説。
続けて「四球がゼロというのもすごい。ストライク先行で投げていくので、相手もなかなか打てない」とし、テンポよくストライクゾーンで勝負ができる点を強みとして挙げた。
これで今季9勝目(4敗)となり、3年連続の2ケタ勝利にも王手をかけたが、同じく番組に出演した井端弘和氏は「このような投球をしていれば、10勝どころか15勝もできる」と太鼓判。
投球の印象にも「右打者が課題だった部分もあったかと思いますが、この日は外から曲げてきたり、インサイドに食い込むボールを投げたりしていた。これでは右打者もお手上げですよね」とし、対策がしっかり練られていた点を強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』