2023.09.08 18:00 | ||||
横浜DeNAベイスターズ | 2 | 終了 | 1 | 東京ヤクルトスワローズ |
横浜 |
「200勝も間違いなくやってくれる」
ヤクルトの石川雅規が8日のDeNA戦(横浜)に先発登板。勝ち負けは付かなかったものの、6回1失点の好投を見せた。
石川は初回、2番の知野直人に先制ソロを浴びるも、2回以降は走者を背負いながらも粘りの投球を披露。コーナーを丁寧に突く投球でスコアボードに0を並べた。最終的には6回を投げて105球、6安打・3奪三振の1失点で降板。
味方の援護に恵まれず勝ち星とはならなかったが、石川が100球以上を投じたのは2019年9月6日の巨人戦(103球)以来で実に4年ぶりとなった。
好投を見せた43歳のベテランについて、8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の笘篠賢治氏は「勝たせてあげたかったですね。セ・リーグのなかでは比較的狭い横浜スタジアムで、低めにボールを集める丁寧な投球はなんとも味がありますよね」と大ベテランの投球術を絶賛。
また、同番組に出演した解説者の館山昌平氏は「年々見ていて“速球派”になっていると感じます。インサイドのストレートが強くなっているので、それに差し込まれないようにと打者が意識すると、低めの遅いボールが活きてくる」と22年目の進化に触れながら、「ボールが生き生きとしているように見えますよね。200勝、間違いなくやってくれると私は思っています」と元同僚の投球術を手放しで称賛した。
6月10日の西武戦以来、勝ち星から遠ざかっている大ベテランだが、通算200勝まであと15勝と大記録は目前に迫っている。
この試合でも見せた円熟の投球術で大記録達成をする姿を燕ファンは待ち望んでいるだけに、“味がある投球”を今後も期待したいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』