2023.09.24 18:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 0 | 終了 | 0 | 阪神タイガース |
バンテリンドーム |
「このクラスの選手になると…」
阪神は24日、敵地での中日戦にて0-0で引き分け。先発の才木浩人が自己最長の10回を無失点に抑える力投を見せたものの打線が援護できず、結局延長12回まで両者無得点で試合も終わった。
散発4安打に封じられた打線の中で躍動したのが中野拓夢だ。この日も定位置の「2番・二塁」でスタメン出場すると、7回一死からは内角の直球を中堅にはじき返し出塁。また延長10回に先頭で迎えた打席では変化球に合わせて左安打を放ち、チャンスメークに成功した。
前の試合と合計して5安打を放ち、セ・リーグ安打ランキングでも中日・岡林勇希にDeNA・牧秀悟を1本差で抜いてトップに浮上。これには同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた岩本勉氏も「残り7試合でこの争いはもう(選手達も頭に)入っていますよね」と熱視線を送った。
熾烈なタイトル争いについて、出演した坂口智隆氏も「(頭に)入っていると思います」と続けた上で、「残り試合も7試合あるので、最初と最後と言いますか。このクラスの選手になると最初打つとボンボン出ると思うので、いかに最後の打席で次の試合に繋げられるかが大事だと思います」とコメント。
自身も現役時代に最多安打を獲得した経験を振り返りながら、最初の打席と最後の打席をどのような形で終えられるかが鍵を握ってくると分析した。
現状では僅差でのデッドヒートが予想されるが、今後抜け出す可能性を持つ選手について、同じく出演した江本孟紀氏は「CSがあって調子を絶対落としたくないというバッティングをずっとしなきゃいけないから、中野の場合はまだまだヒットが出てくるんじゃないかな」とチーム状況を踏まえて中野の名前をプッシュした。
虎の安打製造機に横浜の主砲、さらには強竜打線の若き切り込み隊長が見せるタイトル争いはどのような形で決着を迎えるのか。今後も引き続き3選手の打撃に注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』