奪三振数もリーグトップで“投手4冠”が現実味
オリックスの山本由伸がリーグトップ15勝目を挙げた。
山本は最速157キロのストレートとキレのある変化球を駆使して毎回の10三振を奪うなど7回3安打無失点。防御率もトップの1.26とし、奪三振もロッテの種市篤暉を抜いて158でリーグトップとなった。
試合後のお立ち台では、「奪三振が抜かれたり抜いたりという感じなので、なんとか最後まで粘れるように体調を整えて頑張ります」とタイトル獲得への意欲を示した。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は山本について「ほんとにすごいですね。投手に必要なものを全部持っているピッチャーと言いますか…もうほんとにすごいですね」と絶賛。
番組MCを務めた岩本勉氏も「元々、リリーフで大活躍したピッチャーなんですけど、僕は先発でここまで活躍すると思っていなかったんですよ」と先発転向当初の印象を語り、「それがどのピッチャーよりも強い先発ピッチャーになりましたし、こういう数字を見てますと野茂英雄さんとか斉藤和巳さん以来かなと思いますよ。すごい大投手(の成績)が思い浮かぶんですよ」と日本のエースとして成長した右腕を大絶賛した。
山本はすでに勝利数、防御率、最高勝率のタイトルはほぼ確定。奪三振数では、「153」で2位につける種市と僅差で争っているが、前人未到の3年連続“投手4冠”達成も現実感が強まってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』