ニュース 2023.10.03. 07:24

ソフトバンクの“開幕投手”がポストシーズンへ存在感 解説陣も復調ぶりに太鼓判

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ソフトバンク・大関友久 (C) Kyodo News

「ランナーを溜めて浅村に回さないピッチングができた」


 ソフトバンクは2日、本拠地での楽天戦に6-0で快勝。クライマックスシリーズ出場を争うライバルを直接叩き、2位の座を守った。

 負けられない一戦の先発を託されたのは、今季の開幕投手・大関友久。前回登板は9月20日の楽天戦で、その時は敗れている相手に対して序盤から危なげない投球を展開。スコアボードに5つの0を並べてみせた。

 ところが、3点リードの6回表は先頭の小深田大翔に安打を許すと、ここで脇腹を痛めて緊急降板となってしまう。それでも、後を受けた又吉克樹がわずか7球で3つのアウトを奪う完璧なリリーフを見せ、ピンチを脱出。終わってみれば完封リレーの快勝劇となった。


 6回途中無失点の好投で5月30日以来となる5勝目を手にした大関について、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏は「丁寧に低めに集めて長打を許さない投球。中でも今日一番良かったのは、このところ8試合連続安打中と絶好調の島内(宏明)をノーヒットに封じたこと。ランナーを溜めて浅村(栄斗)に回さないピッチングができたことが勝った要因かなと思います」と分析した。

 同じく番組に出演した館山昌平氏も「岡島(豪郎)選手が見逃し三振した場面などを見ても、横に大きく曲がるスライダーですよね。横変化が大きいだけにストレートも生きるし、スライダーだけでなくチェンジアップもあり、またカットボールのような小さな横の変化もあるので、バッターは絞りづらいですよね」と投球のバリエーションについて言及。続けて「非常に力がありましたし、復調したなと思います」と語り、今後の活躍にも期待を寄せた。

 苦しいシーズンを送った左腕だが、最終盤に光明が見られたことはベンチとしても頼もしい限りだろう。ポストシーズンのキーマンとなるか、“開幕投手”も務めた左腕の完全復活が待たれる。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


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