3選手が新天地で抱負
ヤクルトは28日、楽天を戦力外となっていた西川遥輝外野手(31)、ともにソフトバンクを戦力外となっていた嘉弥真新也投手(33)、増田珠内野手(24)の入団会見を行った。背番号は西川が「3」、嘉弥真が「49」、増田が「63」に決まった。
日本ハム時代に盗塁王4度の実績を誇る西川は「体も元気ですし、走り回る姿を見せられたらと思います」と力強く語った。
さらに「(山田)哲人も同級生で、尊敬の目で見ていたので、こうやって一緒にできるので、良いところは学んでやりたいなと思います」と話し、「たくさん塁に出て、打点を稼ぐ選手がいっぱいいますので、得点力を上げられるようにやっていきたい」と、抱負を述べた。
貴重な救援左腕として期待の大きい嘉弥真は「左バッターを抑えることをやってきた。田口(麗斗)くんに良い流れでつなげられるような役割をしていきたいなと思います」と、今季チームのクローザーを任せられた田口とは仲が良く、お互い「頑張りましょう」と声をかけ合ったという。
一方、まだ24歳と若い増田はチームの主砲・村上宗隆と同学年。「(村上と)一緒にヒーローインタビューに出られるように頑張りたい」と誓うと、「元気を出してチームを盛り上げられるように」と、チームのムードメーカーとしての役割も期待される。
新天地でもう一花咲かせられるか。西川は「昨年試合に出られない悔しさを味わった。それをもう一度自分の中で、その悔しさをバネにやれたら」と、鼻息が荒い。来季V奪回を目指すチームに3選手の経験や個性がどう生かされるか注目だ。
取材・文=別府勉