「環境を変えて再デビューを」韋駄天・西川遥輝の新天地での活躍に注目
ヤクルトは28日、東京都内の球団事務所で楽天を戦力外となった西川遥輝と正式に契約した。
西川は10年にドラフト2位で日本ハムに入団し、走攻守揃った高い技術力を発揮しチームの主力選手として活躍。22年には楽天へ移籍した。プロ通算1370試合に出場し、現役最多の332盗塁を記録。盗塁王のタイトルも4度(14年・17年・18年・21年)獲得し、球界を代表する韋駄天として活躍した。
4度の盗塁王に輝いた韋駄天の新たな挑戦に関しては、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも大きな話題になった。
解説の高木豊氏は、西川についてまず「能力が高い選手」と評したうえで、現役最多の盗塁数を誇る西川の技術について「これはだめだと思えば自分で盗塁を止めれるセンスがある」と表現。「盗塁を我慢する勇気がある。これは走っても無理だと思えば絶対に走らない」ことが盗塁成功につながっていると分析した。
岩本勉氏は、西川と契約を結んだヤクルトについて「背番号3も用意して、西川に対してめちゃくちゃ期待を寄せている。戦うのにしっかりお膳立てをしている」と考えを述べた。西川については「あとは投げて打って走って、自分の能力をチーム力に反映させるだけ」であり、「環境を変えることは再デビューできる大きなチャンス。能力の高い選手なので、改めて期待を寄せたい」と新たな挑戦に力強く背中を押した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』