巨人の宮崎キャンプは第3クールの3日目。10日から合流している松井秀喜臨時コーチはこの日もメインのサンマリンスタジアムでのフリー打撃や、全体練習後の木の花ドームでのマシン打撃を見守り、秋広優人内野手ら若手野手陣を中心に指導を続けた。
フリー打撃中にアドバイスを求めてきたのは、ドラフト3位ルーキー・佐々木俊輔外野手(日立製作所)だった。前日11日の紅白戦で2三振を喫するなど、4打数無安打に終わった佐々木は、「まだ自分の中でタイミングがとれていないし、ピッチャーの球に合わせて、自分のスイングができないまま、ただ来た球に対して、がっついて振ってしまっているだけの状態。まだピッチャーとのタイミングというところがつかめていないのが原因かなと思います」と自己分析した。その上で「自分の中で立ち遅れてしまっている部分がある」ことを松井臨時コーチへ伝え、意見を求めたという。
返ってきた答えは、「自分の必要なタイミングを逆算してみたら」というものだった。佐々木自身としては「今までそういう意見をいただいたことがなかったので、新しいな」と感じるアドバイスだったという。助言を送った松井臨時コーチは、「自分のいいトップの位置というのを考えて、そこに入りやすいように逆算して構えとかタイミングのとり方を考えることもできるよ、という一つの方法論をお伝えしただけで。それが正しいというわけではないですね。いろいろこれから試して、彼の何か一つの引き出しになればいいなと思うし。大事なのは打てるようになること。打てるようになるんであれば何でもいいんですよ」と説明した。
さらに、こうした若手たちが積極的にアドバイスを求める姿勢については、「貪欲に自分の打撃で何か気になることがあれば、素直に正直にぶつけてきてもらえると、来た甲斐があったなと思いますよ。それに対する答えっていうものは何がいちばんいいかなと考えさせられますので。私にとっても勉強になります」と目を細めた。
巨人、そしてヤンキースをはじめメジャーリーグでも現役時代は2月中旬以降、気温が上昇するにつれて”花粉症”に悩まされていた松井臨時コーチ。「花粉が飛び始めたら、もう私は退散する(苦笑)。そろそろ退散の時期が近づいて来ています…」。
指導するのはあと2日間。巨人の若手たちにとって貴重な時間は残りわずかだ。
(取材・撮影/ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
フリー打撃中にアドバイスを求めてきたのは、ドラフト3位ルーキー・佐々木俊輔外野手(日立製作所)だった。前日11日の紅白戦で2三振を喫するなど、4打数無安打に終わった佐々木は、「まだ自分の中でタイミングがとれていないし、ピッチャーの球に合わせて、自分のスイングができないまま、ただ来た球に対して、がっついて振ってしまっているだけの状態。まだピッチャーとのタイミングというところがつかめていないのが原因かなと思います」と自己分析した。その上で「自分の中で立ち遅れてしまっている部分がある」ことを松井臨時コーチへ伝え、意見を求めたという。
返ってきた答えは、「自分の必要なタイミングを逆算してみたら」というものだった。佐々木自身としては「今までそういう意見をいただいたことがなかったので、新しいな」と感じるアドバイスだったという。助言を送った松井臨時コーチは、「自分のいいトップの位置というのを考えて、そこに入りやすいように逆算して構えとかタイミングのとり方を考えることもできるよ、という一つの方法論をお伝えしただけで。それが正しいというわけではないですね。いろいろこれから試して、彼の何か一つの引き出しになればいいなと思うし。大事なのは打てるようになること。打てるようになるんであれば何でもいいんですよ」と説明した。
さらに、こうした若手たちが積極的にアドバイスを求める姿勢については、「貪欲に自分の打撃で何か気になることがあれば、素直に正直にぶつけてきてもらえると、来た甲斐があったなと思いますよ。それに対する答えっていうものは何がいちばんいいかなと考えさせられますので。私にとっても勉強になります」と目を細めた。
巨人、そしてヤンキースをはじめメジャーリーグでも現役時代は2月中旬以降、気温が上昇するにつれて”花粉症”に悩まされていた松井臨時コーチ。「花粉が飛び始めたら、もう私は退散する(苦笑)。そろそろ退散の時期が近づいて来ています…」。
指導するのはあと2日間。巨人の若手たちにとって貴重な時間は残りわずかだ。
(取材・撮影/ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)