「非常に戦力になると思います」
巨人から中日に移籍した中島宏之が3日、ヤクルトとのオープン戦で存在感を発揮した。1-3のビハインドの8回、2死満塁の場面で打席に入った中島はヤクルト・ロドリゲス相手にファールで粘りながらタイミングを合わせると、9球目をレフト前に弾き返す同点タイムリーで試合を振り出しに戻す活躍を見せた。
4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した平松政次氏は「ドラゴンズが取ったっていうのは、ただユニフォームも着てもらえればというのではなく、やっぱり力になってくれますから。色々経験してますんでね、また2000本の目標もあるしね。そういう意味でも中島も本当に死に物狂いで今年はやると思うんで、非常に戦力になると思います」と活躍に太鼓判。
もう一人の解説者・笘篠賢治氏は「彼の性格の思い切りというか、マイナスな部分を考えずに『やったるで』という風に、 どんどんどんどん自分の方から仕掛けて、攻めていくぞという気持ちが若い選手たちにも伝わってきますよね。結果ばっかりを意識しすぎて萎縮するんじゃなくて、 打てるか打てないかっていうと、打てないことが多いわけですから。その開き直って打席に立てるという姿も、若い選手には非常に参考になると思いますね」とポジティブな思考も、若いチームのプラスになると力説した。
昨年はわずか8試合出場に終わった41歳が、新天地でもう一花咲かせてくれそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』