2024.04.06 14:00 | ||||
千葉ロッテマリーンズ | 1 | 終了 | 9 | オリックス・バファローズ |
ZOZOマリン |
「彼は自滅しないですよね」
オリックスは6日、敵地でのロッテ戦に9-1で勝利。先発したアンダーソン・エスピノーザは7回101球を投げて1失点の内容で今季2勝目を挙げた。
開幕カードのソフトバンク戦に続いて今季2試合目の先発マウンドに上がったエスピノーザは、初回に3点の援護を受けると3回まで40球とテンポ良くスコアボードに「0」を刻んでいく。
4回には2本の安打で一死一・二塁のピンチを招くも、5番・山口航輝を二ゴロ、続く6番・池田来翔も同じくニゴロで打ち取り無失点でピンチを脱出。その後は7回に犠飛で1点を失ったものの、7回101球1失点、5安打・6三振・1四球の内容でマウンドを後にした。
打線も14安打9得点と爆発し、投打が噛み合いロッテに大勝したオリックスだったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した谷沢健一氏は「山本由伸が抜けた穴が補えるかもしれないよね」と好投のエスピノーザに熱視線を浴びせる。
2登板ながらもホームビジター問わず披露した安定感溢れる投球に高い期待を寄せると、これには同じく出演した笘篠賢治氏も「彼は自滅しないですよね。ストライクゾーンで全部勝負できる。コントロールが非常に良いし、ナックルカーブなんかも強烈な曲がり方しますしね」と同調し、その高い制球力と切れ味鋭い変化球を称賛した。
絶対的エースの山本由伸のメジャー移籍に伴い、先発陣の補強が何よりの急務だったオリックス。完全開花を目論む山下舜平大や2年目の曽谷龍平など若手を中心に期待が寄せられていたが、思わぬところから“掘り出し物”が見つかったのかもしれない。リーグ4連覇、さらに日本一奪還に向け、エスピノーザの投球に今後も引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』