ロッテのドラフト5位・寺地隆成(明徳義塾高)は、ここまでファームで30試合に出場して、打率.253、7打点の成績を残している。
寺地は3月16日のDeNA二軍戦で公式戦初出場を果たすと、翌17日のDeNA二軍戦では『5番・捕手』でプロ初スタメン出場し、プロ初安打を含む猛打賞。0-5の4回二死走者なしの第2打席、平良拳太郎が1ボール2ストライクから投じた5球目の137キロインコースカットボールを片手1本でうまくセンター前への安打は技ありの安打だった。
寺地は「あの時は2ストライク追い込まれてからだったので、インコースにも対応できるように。自分はアウトコースも打てるようなバッターだったので、インコースはあまり得意ではないんですけど、インコースも頭に入れときながら、それで打てたのでその時は詰まりながですけど、センター前に運べたので良かったと思います」と振り返った。
開幕してから安打を量産し一時は打率3割を超えるアベレージをマークしていたが、現在の打率は.253。
「調子に波があるような気もするので、そこをまずは克服していかないと。慣れてはいますけど、今の課題である波をどのように克服していくかが一番の課題点というか、そういう部分なので、そこをしっかり克服して頑張っていきたいと思います」。
調子の波を克服するために「ティー打撃とかも、バッティング入る前に打撃でしっかり自分の中である程度のポイントを作ったりとか、自分の振りを確認したり、試合に入る前にしっかり技術練習を怠らないようにしています」と明かした。
とはいえ、高卒1年目でプロの投手の球をある程度対応しているように見える。プロとアマで投手の違いを感じたりするのだろうかーー。
「球速以上に球の力とか、ストレートに押されるような。140キロでもアマの140キロでは全然違いますし、球のキレ、コントロール、質が違うので、球の重みというか質が一番の違いかなと思います」。
新入団会見の時に「広角に打てるのは自分のアピールポイント」と話していたが、開幕してからもファームで広角に打ち分ける打撃を披露している。
「自分の持ち味だと思っているので引き続きできていると思いますし、力強いバッティングもそうなんですけど、一番は広角に打てるのが持ち味なので、そこは引き続き伸ばしていくように頑張りたいと思います」。
捕手としては「配球、守り、技術的な部分は全然物足りない」と口にし、「これから経験を積むしかないと思いますけど、できることは練習からやるべきことをしっかりやって、頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
4月18日のオイシックス戦では『6番・捕手』でスタメン出場し、高野脩汰(3回)、河村説人(3回)、岩下大輝(1回)、東妻勇輔(1回)、吉田凌(1回)を9回2安打にまとめ、チームを完封勝利に導いた。
江村直也二軍バッテリーコーチと試合の振り返りであったり、寮に戻ってから自身で配球の反省をしたりするのだろうかーー。
「結構しますね。試合終わりにキャッチャー陣と集まってミーティングをしたりしますし、配球はキャッチャーの中でも醍醐味というか面白い部分だと思っているので、そこを今は一番学んでいると思います」。
打撃と守備だと今は考える時間はどちらが多いのだろうかーー。
「キャッチャーの方が割合的に全然多いかなと思います」。
将来的には“打てる捕手”としての期待がかかる。「今年の目標である一軍出場できるように、なんとか二軍で結果を残して一軍に這い上がって出場できるように頑張りたいと思います」。攻守にレベルアップしていく。
取材・文=岩下雄太
寺地は3月16日のDeNA二軍戦で公式戦初出場を果たすと、翌17日のDeNA二軍戦では『5番・捕手』でプロ初スタメン出場し、プロ初安打を含む猛打賞。0-5の4回二死走者なしの第2打席、平良拳太郎が1ボール2ストライクから投じた5球目の137キロインコースカットボールを片手1本でうまくセンター前への安打は技ありの安打だった。
寺地は「あの時は2ストライク追い込まれてからだったので、インコースにも対応できるように。自分はアウトコースも打てるようなバッターだったので、インコースはあまり得意ではないんですけど、インコースも頭に入れときながら、それで打てたのでその時は詰まりながですけど、センター前に運べたので良かったと思います」と振り返った。
開幕してから安打を量産し一時は打率3割を超えるアベレージをマークしていたが、現在の打率は.253。
「調子に波があるような気もするので、そこをまずは克服していかないと。慣れてはいますけど、今の課題である波をどのように克服していくかが一番の課題点というか、そういう部分なので、そこをしっかり克服して頑張っていきたいと思います」。
調子の波を克服するために「ティー打撃とかも、バッティング入る前に打撃でしっかり自分の中である程度のポイントを作ったりとか、自分の振りを確認したり、試合に入る前にしっかり技術練習を怠らないようにしています」と明かした。
とはいえ、高卒1年目でプロの投手の球をある程度対応しているように見える。プロとアマで投手の違いを感じたりするのだろうかーー。
「球速以上に球の力とか、ストレートに押されるような。140キロでもアマの140キロでは全然違いますし、球のキレ、コントロール、質が違うので、球の重みというか質が一番の違いかなと思います」。
新入団会見の時に「広角に打てるのは自分のアピールポイント」と話していたが、開幕してからもファームで広角に打ち分ける打撃を披露している。
「自分の持ち味だと思っているので引き続きできていると思いますし、力強いバッティングもそうなんですけど、一番は広角に打てるのが持ち味なので、そこは引き続き伸ばしていくように頑張りたいと思います」。
守備面
捕手としては「配球、守り、技術的な部分は全然物足りない」と口にし、「これから経験を積むしかないと思いますけど、できることは練習からやるべきことをしっかりやって、頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
4月18日のオイシックス戦では『6番・捕手』でスタメン出場し、高野脩汰(3回)、河村説人(3回)、岩下大輝(1回)、東妻勇輔(1回)、吉田凌(1回)を9回2安打にまとめ、チームを完封勝利に導いた。
江村直也二軍バッテリーコーチと試合の振り返りであったり、寮に戻ってから自身で配球の反省をしたりするのだろうかーー。
「結構しますね。試合終わりにキャッチャー陣と集まってミーティングをしたりしますし、配球はキャッチャーの中でも醍醐味というか面白い部分だと思っているので、そこを今は一番学んでいると思います」。
打撃と守備だと今は考える時間はどちらが多いのだろうかーー。
「キャッチャーの方が割合的に全然多いかなと思います」。
将来的には“打てる捕手”としての期待がかかる。「今年の目標である一軍出場できるように、なんとか二軍で結果を残して一軍に這い上がって出場できるように頑張りたいと思います」。攻守にレベルアップしていく。
取材・文=岩下雄太