「自分らしく積極的に行けたので良かった」
広島は17日、本拠地での巨人戦に2-0で勝利。「4番・三塁」でスタメン出場した小園海斗は先制打を含む4打数2安打1打点の活躍だった。
広島の新たな4番のバットが止まらない。4番で迎えた7試合目のこの日も、初回二死三塁から相手先発・戸郷翔征のフォークを捉えて先制適時二塁打をマーク。続く3回の二死一塁の場面でも、直球を鮮やかにはじき返し中安打で一・三塁にチャンスを拡大した。
先発の大瀬良大地は今季自己最長の6回108球を投げて無失点に抑えると、3投手が継投し、最後は守護神の栗林良吏が三者凡退で締めてゲームセット。お立ち台に呼ばれた小園は「自分らしく積極的に行けたので良かったです」と先制打の場面を振り返った。
4番に入った7試合で7打点を稼ぎ、5月の得点圏打率も.636と絶好調を維持している小園について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「うまく懐を深めにしてね、ヒットを打っていますよね」と分析。
4番定着後も自分のスイングを見失わないと語り、小園を称賛すると、同じく出演した齊藤明雄氏も「打順はあんまり関係無いのかな。自分のペースでやっている感じがするんですよね」と小園のバッティングから“らしさ”が失われていないと解説。
「チャンスだとどんどん打ちに行きますからね。ピッチャーの失投をしっかり捉えているのかなっていう感じがあります」と語り、打席の中での余裕と持ち前のアグレッシブさを共存させた打撃を称賛した。
慣れない打順を任されている小園だが、圧倒的な結果を見ると、4番の重圧もどこ吹く風なのかもしれない。広島の打線の中心に座る、シン・繋ぎの4番に今後も目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』