ここまで打率3割を超え、OPS.855
DeNAが楽天に7回途中降雨コールド勝ち。雨も味方につけ、交流戦初戦を5-3で逃げ切った。この日は初回から打線に火を着けたトップバッターのバットが勝利へ導いた。
先発のアンソニー・ケイが初回から三者凡退でスタートすると、その裏いきなり先頭の蝦名達夫が楽天先発・コディ・ポンセの出鼻をくじく大きなツーベースヒットで出塁。森敬斗の進塁打で三進すると、ワイルドピッチで先制のホームを踏んだ。3回にも先頭で打席に入り、ライトフェンス直撃の2打席連続のツーベースを放つと、一死後4番・筒香嘉智のセンター前ヒットで生還。この日は3打数2安打2得点とトップバッターとして十分な働きで、チームの勝利に貢献した。
蝦名達夫の活躍に、28日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた高木氏は「1番の蝦名、いいんじゃないですか。今日の風を考えて、引っ張るつもりが全くなかったと思うんですよ」と打者にとってフォローの強風をアタマに入れていたと分析すると、解説者として出演した笘篠賢治氏も「センターから右方向ですよね」と同意。
さらに「彼のバッティングはやっぱりリストが強いんですかね。なんかフォロースルーが大きいというよりは、コンパクトにパンチショットような感じでね。そして彼の打球は飛びますよね」と飛距離に着目し、称えていた。
最後に高木氏はOB目線で「このままね、1番を取っちゃえと。DeNAは1番が育ったら強いですよ」と蝦名のトップバッター定着を願っていた。
ここまで打率3割を超え、OPS.855と頭角を現している蝦名達夫。このまま解説陣の期待通りの活躍を見せれば、チームの順位も自ずと上がっていきそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』