「休める期間を短くしてもらいたいな」
ロッテは8日、敵地での広島戦に3-1で勝利。先発した佐々木朗希は6回1失点の内容で、およそ2週間ぶりとなる5勝目(2敗)を挙げた。
5月28日に抹消されてから、中14日で先発に戻った佐々木。プロ5年目で初のマツダスタジアムでの登板となったこの日は、2回に暴投で先制点を献上するなど立ち上がりは少し不安定だったものの、3回から5回は全て三者凡退に抑える。
リードが広がった直後の6回も、二死から久々の安打と盗塁で得点圏に走者を背負うも冷静に後続を抑え、この日はここでお役御免に。6回90球1失点、3安打・9三振・1死球の内容でチームの連敗を止めた。
チーム合流で即座に結果を示したロッテの若き剛腕について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は「まぁこのピッチャーですから。そらぁ責任感があるから、“勝たなきゃいけない”っていう気持ちは当然あると思うんですよ」と開口一番称賛。
若干22歳ながらチーム成績に責任を求められる立場にいる事を当然と評した上で、今後の課題として「まぁもう少し“休める期間を短くしてもらいたいな”という事でしょうね」と注文をつけた。
また同じく出演した笘篠賢治氏もこの日の投球を「そこまでの全力には見えないですよね」と振り返ると、「真っすぐでどんどん押し込んでいるよりはフォークボールですか、変化球をうまく交えながら振らしていた」と最大出力をセーブしながら効率的にアウトを積み重ねていたと語った。
慣れないマウンドに少し期間が開いた事などから最大出力はセーブしていたとの見立てを解説陣も示したが、それでセ・リーグ首位チームを抑えるのだから末恐ろしい。1年間ローテーションを回った時にどれだけの成績を残すのか、引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』