久々投球も「あんまり無理はせず」?
ヤクルトは13日、敵地でのソフトバンク戦に3-6で敗戦。打線が中盤に追い上げるも、先発・高橋奎二の3回途中5失点の乱調が響き、負け越しで対戦カードを終えた。
交流戦は7勝6敗2分で4位と好位置につけているが、リーグ戦順位は最下位と苦しい戦いを続けているヤクルト。小川泰弘の離脱や、小澤怜史のリリーフ転向など投手陣のやりくりに苦労している中、14日はおよそ2年ぶりに奥川恭伸が予告先発としてアナウンスされている。
高卒2年目の2021年には9勝を挙げたほか、巨人とのCSではマダックスでプロ入り初完投・初完封を決めるなど早くから頭角を現していたが、右ひじの痛みに苦しみ2022年の3月29日以来1軍のマウンドからは遠ざかっていた。
遂に1軍の舞台に帰ってきた大器について、13日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏は「いや、楽しみですよね。投げたら負けないというようなピッチャーなので、ぜひ起爆剤となって勝って欲しいな」と復帰戦に向けはやる気持ちをのぞかせた。
今季はここまで2軍で2勝2敗、防御率3.51の成績を残しているが、同じく出演した斎藤雅樹氏も「やっぱり待っていましたという感じですから。あんまり無理せずに……というところがちょっとつきますけども、なんとか頑張って欲しいなと思います」と右ひじの状態を心配しつつも、久々の登板でどのような投球を示すか熱視線を浴びせた。
2年の時を経て1軍に帰ってくるヤクルトの大器。背番号を「11」から「18」に変えて以来初めての投球は、低迷から少しずつ状態が上向いてきたチームにさらなる勢いをもたらせるか。復帰登板で躍動する姿を楽しみに待ちたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』