決勝点献上に繋がる三盗は防げた?谷繁氏「絶対にマークをしなければいけなかった」
交流戦初優勝に王手をかける楽天は14日、広島とのカード初戦を延長11回・0-1で敗れ、優勝は明日以降に持ち越しとなった。この日は楽天先発・早川隆久と広島先発・大瀬良大地の息詰まる投手戦。0-0のまま迎えた11回、楽天は2番手の宋家豪がマウンドに上がると、先頭の二俣翔一に安打を放たれる。代走・羽月隆太郎が起用された後、続く秋山翔吾に犠打を決められ一死二塁のピンチを招いた。さらに矢野雅哉に対する2球目で二塁走者・羽月に痛恨の三盗を許すと、矢野の犠飛で羽月が本塁生還。決勝点献上となった。
優勝が見えた中での大一番、白熱した展開で決められてしまった"三盗"は防げなかったのか。14日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも大きな話題となった。
谷繫元信氏が「投手が完璧に(モーションを)盗まれてしまった」と指摘すると、平松政次氏も「宋家豪のフォームが大きい。競ってくるとこういう場面は出てくるので、投手コーチがしっかり教育しておかないと」と苦言を呈した。
さらに谷繁氏は捕手の視点から「走るかもしれないから注意しておけよと投手に伝えたり、二遊間を狭めるように指示したりして、こういう場面では絶対にマークをしなければいけなかった」と注文をつけた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』