ロッテの廣畑敦也は15日、中日戦でリリーフ登板し2回1/3・29球を投げ、1被安打、無失点に抑えた。
ブルペンデーとなったこの日、1-0の5回二死一、二塁の場面で2番手・高野脩汰の後を受けて登板。廣畑はカリステを遊直でピンチを脱すと、イニングまたぎとなった6-0の6回はディカーソンを左飛、高橋周平を二ゴロ、細川成也を三ゴロとテンポよく3人で片付ける。
7回は二死走者なしから村松開人にセンター前に運ばれたが、加藤匠馬を右飛に仕留めた。
廣畑は今季に向け自主トレでは“70点で良い”、“リリースの部分で点ではなく線で投げること”を意識して取り組んできた。
シーズンが開幕してからも「あんまり変わることはなくて100点を毎日出すのは難しいので、自分が納得できるところを見つけながら、ファームでずっと調整していましたけど、それでなんとかやってこれたかなという感じはありますね」と“70点”、“リリース”の部分を継続。
開幕してからファームで不安定な投球が目立ったが、5月15日の西武二軍戦以降は5試合・10回2/3を投げ無失点に抑え、今季初昇格を勝ち取った。
「基本的に人より成果が出るのが遅い人間ではあるので、地道にやってきた成果が出てきているというか、それを言い訳にするわけではないですけど、しっかりトレーニングを続けてきたことがやっとパフォーマンスの面で良くなってきて、ピンチを作っても返さないピッチングにつながっていると思います」。
開幕してから7試合は17イニングを投げて6与四死球だったが、無失点期間中はストライク先行のテンポの良い投球で、与四球も0だった。
「もともとそういうタイプのピッチャーではあるので、三振をバンバン取れるわけではないですし、自分の良いところはストライクをとって、ゾーンで勝負して相手に打たせてとる。球数少なく抑えて長いイニングを投げることができるタイプだと思っているので、そう言ったところはできているかなと思います。そこの意識は変えずに、四球はなるべく出さずにボール先行しないようにやっていますね」。
一軍に昇格してからは、今季初登板から2試合連続で自責点0の投球を披露し、15日の中日戦では2回1/3を投げ29球と省エネ投球を披露した。「使ってもらえる場面はすごい限られてくると思うんですけど、そこでしっかり自分の今のピッチングをできれば抑えられると思っているので、みんなから見て100点を目指していきながら、自分の中で70点のピッチングができれば良いかなと思います」。取り組んできたことを一軍の舞台で継続して発揮していきたい。
取材・文=岩下雄太
ブルペンデーとなったこの日、1-0の5回二死一、二塁の場面で2番手・高野脩汰の後を受けて登板。廣畑はカリステを遊直でピンチを脱すと、イニングまたぎとなった6-0の6回はディカーソンを左飛、高橋周平を二ゴロ、細川成也を三ゴロとテンポよく3人で片付ける。
7回は二死走者なしから村松開人にセンター前に運ばれたが、加藤匠馬を右飛に仕留めた。
ファームで安定した投球
シーズンが開幕してからも「あんまり変わることはなくて100点を毎日出すのは難しいので、自分が納得できるところを見つけながら、ファームでずっと調整していましたけど、それでなんとかやってこれたかなという感じはありますね」と“70点”、“リリース”の部分を継続。
開幕してからファームで不安定な投球が目立ったが、5月15日の西武二軍戦以降は5試合・10回2/3を投げ無失点に抑え、今季初昇格を勝ち取った。
「基本的に人より成果が出るのが遅い人間ではあるので、地道にやってきた成果が出てきているというか、それを言い訳にするわけではないですけど、しっかりトレーニングを続けてきたことがやっとパフォーマンスの面で良くなってきて、ピンチを作っても返さないピッチングにつながっていると思います」。
開幕してから7試合は17イニングを投げて6与四死球だったが、無失点期間中はストライク先行のテンポの良い投球で、与四球も0だった。
「もともとそういうタイプのピッチャーではあるので、三振をバンバン取れるわけではないですし、自分の良いところはストライクをとって、ゾーンで勝負して相手に打たせてとる。球数少なく抑えて長いイニングを投げることができるタイプだと思っているので、そう言ったところはできているかなと思います。そこの意識は変えずに、四球はなるべく出さずにボール先行しないようにやっていますね」。
一軍に昇格してからは、今季初登板から2試合連続で自責点0の投球を披露し、15日の中日戦では2回1/3を投げ29球と省エネ投球を披露した。「使ってもらえる場面はすごい限られてくると思うんですけど、そこでしっかり自分の今のピッチングをできれば抑えられると思っているので、みんなから見て100点を目指していきながら、自分の中で70点のピッチングができれば良いかなと思います」。取り組んできたことを一軍の舞台で継続して発揮していきたい。
取材・文=岩下雄太