解説陣は2番の適性を評価
DeNAがヤクルトに逃げ切り勝ち。カード初戦をモノにし、単独2位に浮上した。この日はDeNAのドラ1ルーキー・度会隆輝のバットがチームを勝利へ導く原動力となった。
まず両軍無得点の2回裏、ヤクルト先発の吉村貢司郎から連打と死球で二死満塁と攻め立てると、2番の度会隆輝がストレートをレフト線へ運び2点タイムリー二塁打で2点を先制。続く4回にも一死一・二塁の場面でライト前にタイムリーヒットで貴重な追加点を挙げ、同期入団のDeNA先発・石田裕太郎を強力アシストした。
第一打席でもセンターへクリーンヒットを含め、5打数3安打3打点の活躍で勝利に導いた度会に対し、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した笘篠賢治氏は「積極性っていうのはやっぱり忘れないようにしてますね」と自分の強みは貫いていると評価。また「やっぱりちょっと疲れという部分もあったんじゃないですかね。キャンプからずっとやってきて。そしてファームでリフレッシュというかね、また新たな助言もいただきましてね」と一度2軍での調整が功を奏したと見立てていた。
さらに「2番という打順もいいかなと思いますね。つなぐという意識がさらに生まれますから」とトップバッターから変更された役割にもフォーカスすると、MCの高木豊氏も「野球を覚えるっていう意味でも、将来的に見ても、2番はいいかもしれないですね」と納得していた。
ド派手デビューから一転、ファーム落ちを経験しながらも這い上がってきたゴールデンルーキー。やはり只者ではなさそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』