「毎年七夕の季節になると必ず思い出しますよね」。
ロッテ・黒木知宏一軍投手コーチが現役時代の98年7月7日、グリーンスタジアム神戸で勝利目前の9回二死一塁からプリアムに同点2ランを浴びてから26年が経った。
本塁打を打たれた直後、マウンド上で涙し、延長戦に近藤芳久が満塁本塁打を打たれ、プロ野球ワーストの17連敗となった。
「当時はチームを背負わなければいけない立場だったし強くなかったので。余計に悲壮感があって苦しみもありましたけど、実際今現場に入って選手達と接してみると悲壮感ではなくて、皆野球を楽しみながら鍛錬しているという空気になってだいぶ変わったなと思います」。
「最新の機器もあって色んな情報を提供出来るようになったりとか。良いパフォーマンスを出す為に野球を楽しみながらやっているという事も含めて変わって来たなという感じはしますよね。それで選手達がどんどん伸びて行く、チームが良くなってくれればなと。そういう歴史は感じます」。
当時は巻き返しを図ろうと連敗中に抑えに配置転換となったが、「誰も投げる人がいなくて、後ろのピッチャーも怪我だったりで連敗をして。当時は後ろのピッチャーがいないから誰が止めてくれるのかなっていうところで(配置転換の)話があったので、準備というものではないですよね」と振り返る。
「ただ、とにかくチームが勝つために何かをしなきゃいけないと必死になった時期だったので。でもやはり今この立場になると、配置を色々動かしたりしてしまうと逆に難しいのかなと感じるので。そうならないために、ちゃんと選手の状態をちゃんと把握して、調子が落ちる前に、何か対処していくという事を現場で感じています」。
現代では投手の役割が昔よりも分担されている。配置転換や予期せぬ事態なども起きる。
「1番は明確にちゃんと選手に伝えていることですね。そういう状況になった時には、あなたはこういうポジションですよ、と。それに対しての結果出すために準備をしていきましょうと。しっかり選手に対して明確になっているので。あまり戸惑いはなくなると思うんですよね。昔の野球の良さもあるけど、今の野球の良さは、ちゃんとした分業制であったり、役割を明確にしてあげる事ですね」。
ロッテは今年の7月7日はベルーナドームでの西武戦。今年はどんなドラマが生まれるのだろうかーー。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
ロッテ・黒木知宏一軍投手コーチが現役時代の98年7月7日、グリーンスタジアム神戸で勝利目前の9回二死一塁からプリアムに同点2ランを浴びてから26年が経った。
本塁打を打たれた直後、マウンド上で涙し、延長戦に近藤芳久が満塁本塁打を打たれ、プロ野球ワーストの17連敗となった。
「当時はチームを背負わなければいけない立場だったし強くなかったので。余計に悲壮感があって苦しみもありましたけど、実際今現場に入って選手達と接してみると悲壮感ではなくて、皆野球を楽しみながら鍛錬しているという空気になってだいぶ変わったなと思います」。
「最新の機器もあって色んな情報を提供出来るようになったりとか。良いパフォーマンスを出す為に野球を楽しみながらやっているという事も含めて変わって来たなという感じはしますよね。それで選手達がどんどん伸びて行く、チームが良くなってくれればなと。そういう歴史は感じます」。
当時は巻き返しを図ろうと連敗中に抑えに配置転換となったが、「誰も投げる人がいなくて、後ろのピッチャーも怪我だったりで連敗をして。当時は後ろのピッチャーがいないから誰が止めてくれるのかなっていうところで(配置転換の)話があったので、準備というものではないですよね」と振り返る。
「ただ、とにかくチームが勝つために何かをしなきゃいけないと必死になった時期だったので。でもやはり今この立場になると、配置を色々動かしたりしてしまうと逆に難しいのかなと感じるので。そうならないために、ちゃんと選手の状態をちゃんと把握して、調子が落ちる前に、何か対処していくという事を現場で感じています」。
現代では投手の役割が昔よりも分担されている。配置転換や予期せぬ事態なども起きる。
「1番は明確にちゃんと選手に伝えていることですね。そういう状況になった時には、あなたはこういうポジションですよ、と。それに対しての結果出すために準備をしていきましょうと。しっかり選手に対して明確になっているので。あまり戸惑いはなくなると思うんですよね。昔の野球の良さもあるけど、今の野球の良さは、ちゃんとした分業制であったり、役割を明確にしてあげる事ですね」。
ロッテは今年の7月7日はベルーナドームでの西武戦。今年はどんなドラマが生まれるのだろうかーー。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)