初の夢舞台
7月23日・24日に行われる「マイナビオールスターゲーム2024」出場のラストチャンスとなる「プラスワン投票」制度でDeNAのルーキー・度会隆輝が選出された。
会見に臨んだ度会は「本当にオールスターは去年まではずっと見てた側の立場だったので、出れるっていうことでまずはとても嬉しく思ってます」と第一声。「出られる以上は、しっかりと見てくれてる方々に楽しんでもらえるような、笑顔にできるようなプレーができるように頑張りたいと思います」と決意表明した。
夢舞台の印象は「本当に12球団代表するすごい選手の方々が周りにたくさんおられるところ。野手で言うとホームランバッターがたくさんいたり、ヒットをめちゃくちゃ打つ方、守備がめっちゃ上手い人がいたりみたいな。野球をやってない人でも1度は聞いたことあるような方々がたくさんいる場所」とのイメージと吐露。
「同世代の方があんまりいなくて、全員先輩の方々なんで、まずご挨拶からしたいと思います。多分自分がその球場についたらファン目線になっちゃうかもしんないですけど」とやや緊張の面持ちを浮かべながら「本当にすごい先輩方が周りにたくさんいるので、 色々なアドバイスを聞けたらとても嬉しく思ってるので、どんどんコミュニケーション取らせていただけたらと思っています。自分のプラスに材料になれるような2日間を大事に過ごして、1日1日を自分のためになるように過ごしたいと思います」と成長の場にしたいと目を輝かせた。
オールスターで印象に残っているプレーには「万波さんは僕の2つ上の横浜高校の先輩でもあるんですけど、去年バウアーさんからホームラン打っているのが記憶に残っていて、すごくかっこいいなと思いました」と回想。ゆくゆくは「まだまだイチローさんには遠く及ばないですけど、本当にいずれはそういった方のように期待してもらえるように頑張りたいと思います」と、社会人時代から交流のあるイチロー氏のように、MLBのオールスターでランニングホームランをマークするような活躍を見据えた。
選んでくれたファンに「試合の時もこういう時も含めて、本当に暖かくたくさん応援していただいて。感謝しかないです」とし「元気に全力プレーでやるのがセールスポイントなので、フルスイングできるように、しっかりと準備したいと思います」と意気込んだ。
ドラフトを経て入団、キャンプから開幕シリーズと脚光を浴び続けた“ハマの一番星"。初の夢舞台で、野球ファンを魅了するプレーを期待せずにはいられない。
写真・取材・文 / 萩原孝弘