「どっちが正しいとは言えないですよね」
DeNAが広島に惜敗。なんとか勝ちたかったオールスター前最後の横浜スタジアムでのゲームだったが、目論見通りにはならなかった。
DeNA・東克樹と広島・森下暢仁の防御率1点台のピッチャー同士の緊張感溢れる投げ合いは、戦前の予想通りスコアに0が並んでいく投手戦に。しかし森下は6回裏の二死満塁のピンチを脱するが、東はその直後の7回に二死二・三塁から鯉の助っ人ジェイク・シャイナーに来日1号3ランを許し、ガックリとうなだれた。ゲームはこの一発で決まり、0-3のスコアで敗戦を喫した。
手痛い一発を許した7回のケースに関して、17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「ツーアウト二塁・三塁で次が森下投手。ちなみに森下投手はここまで96球を投げているところで、このシャイナー選手と森下選手、どちらで勝負ってとこなんですよ。さらに森下投手の打率は今年で3割2分ぐらい打ってます」と状況を整理しつつ「どっちがいいとかではなく、すごく三浦監督としては難しい判断だったかなっていう風に思います」と難易度の高い決断だったと回想。
すると解説として出演した田尾安志氏も「どっちが正しいとは言えないですよね」と同意し「結果としてはうまくいかなかったけどですね、これはもう勝負でしょ」と三浦監督の決断を支持した。
真中氏と田尾氏の監督経験者も難しいと唸った勝負どころでの判断。結果論だけでは語れない奥深さが見え隠れするケースだった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』