ロッテの藤原恭大は7月31日の西武戦、今季2度目の1試合3安打をマークした。
『9番・右翼』でスタメン出場した藤原は、2-0の2回二死走者なしの第1打席、先発・青山美夏人が2ボール2ストライクから投じた8球目の外角の145キロストレートを逆らわずレフトの頭を越える二塁打を放つ。
4-2の6回二死二塁の第3打席は、水上由伸が2ボール1ストライクから投じた143キロの外角のシュートをセンター前に弾き返し、7月28日の楽天戦以来となる複数安打。6-2の8回二死走者なしの第4打席は、松本航が1ボール1ストライクから投げた3球目の154キロのストレートを左中間に弾き返す二塁打を放った。
藤原は6月28日に今季初昇格を果たしてから、ここまで24試合・74打席に立って、打率.323、1本塁打、13打点、出塁率.392、得点圏打率.421、OPS.869と期待通りの働きを見せている。
藤原は昇格してからの1ヶ月、「状態は別に良くはないですけど、なんとかレベルアップしているので、そこはいいなと思います」と振り返った。
今季初出場となった6月28日のオリックス戦から5試合連続安打、同日のオリックス戦から7月10日の楽天戦にかけて10試合連続出塁したが、7月12日のオリックス戦から7月17日のソフトバンク戦にかけて6試合連続無安打。打率も.250まで落としたが、「悪いからといって変えずにルーティンからしっかりいつも通りやることを意識しました」と、変わらず試合前の打撃練習ではセンターから逆方向を意識して打撃練習に取り組んだ。
7月20日の日本ハム戦で安打を放つと、翌21日の日本ハム戦では「思い切ってスイングすることだけ考えていました」と今季第1号ソロを含む2安打、オールスター明け初出場となった28日の楽天戦で「状態は悪くなかったので、変えずに普通に行けば打てるなという意識でした」と2安打2四球。特に0-0の3回無死走者なしの第2打席、「粘れて四球とれたのでよかったです」と、3ボール2ストライクから荘司康誠が投じた11球目の外角140キロスプリットを見送り四球を選んだ打席は内容があった。藤原は現在打席に立った試合、5試合連続安打中だ。
調子の波を小さくするために心がけていることについて藤原は「毎日体もバッティングの状態も違うので、なるべく状態が良い時に戻せるようなルーテインであったり、体幹、体づくりを意識しています」とのこと。
その中で今季の藤原は2ストライクからの安打が多く、21安打中12安打が追い込まれてからノーステップ打法で打ったもの。「追い込まれてから逆方向を意識して、ノーステップの方がやりやすいので、そこがうまくはまっているのかなと思います」。
これを聞くと、初球からノーステップ打法で打ったらもっと数字が上がるのではないかと考えてしまうが、藤原は「ノーステップじゃ引っ張れないので。(引っ張れるのは)大谷さんぐらいなので。普通の人間じゃできないです」と、ノーステップ打法で長打を打つ難しさを口にした。
8月に入り、負けられない戦いが続く中で、藤原恭大もその中心で躍動することをマリーンズファンは期待している。「自分がやるべきことを何番であっても変えずにいければいいなと思います」。この8月も、マリーンズファン、藤原にとって最高の季節にする。
取材・文=岩下雄太
『9番・右翼』でスタメン出場した藤原は、2-0の2回二死走者なしの第1打席、先発・青山美夏人が2ボール2ストライクから投じた8球目の外角の145キロストレートを逆らわずレフトの頭を越える二塁打を放つ。
4-2の6回二死二塁の第3打席は、水上由伸が2ボール1ストライクから投じた143キロの外角のシュートをセンター前に弾き返し、7月28日の楽天戦以来となる複数安打。6-2の8回二死走者なしの第4打席は、松本航が1ボール1ストライクから投げた3球目の154キロのストレートを左中間に弾き返す二塁打を放った。
藤原は6月28日に今季初昇格を果たしてから、ここまで24試合・74打席に立って、打率.323、1本塁打、13打点、出塁率.392、得点圏打率.421、OPS.869と期待通りの働きを見せている。
藤原は昇格してからの1ヶ月、「状態は別に良くはないですけど、なんとかレベルアップしているので、そこはいいなと思います」と振り返った。
今季初出場となった6月28日のオリックス戦から5試合連続安打、同日のオリックス戦から7月10日の楽天戦にかけて10試合連続出塁したが、7月12日のオリックス戦から7月17日のソフトバンク戦にかけて6試合連続無安打。打率も.250まで落としたが、「悪いからといって変えずにルーティンからしっかりいつも通りやることを意識しました」と、変わらず試合前の打撃練習ではセンターから逆方向を意識して打撃練習に取り組んだ。
7月20日の日本ハム戦で安打を放つと、翌21日の日本ハム戦では「思い切ってスイングすることだけ考えていました」と今季第1号ソロを含む2安打、オールスター明け初出場となった28日の楽天戦で「状態は悪くなかったので、変えずに普通に行けば打てるなという意識でした」と2安打2四球。特に0-0の3回無死走者なしの第2打席、「粘れて四球とれたのでよかったです」と、3ボール2ストライクから荘司康誠が投じた11球目の外角140キロスプリットを見送り四球を選んだ打席は内容があった。藤原は現在打席に立った試合、5試合連続安打中だ。
調子の波を小さくするために心がけていることについて藤原は「毎日体もバッティングの状態も違うので、なるべく状態が良い時に戻せるようなルーテインであったり、体幹、体づくりを意識しています」とのこと。
その中で今季の藤原は2ストライクからの安打が多く、21安打中12安打が追い込まれてからノーステップ打法で打ったもの。「追い込まれてから逆方向を意識して、ノーステップの方がやりやすいので、そこがうまくはまっているのかなと思います」。
これを聞くと、初球からノーステップ打法で打ったらもっと数字が上がるのではないかと考えてしまうが、藤原は「ノーステップじゃ引っ張れないので。(引っ張れるのは)大谷さんぐらいなので。普通の人間じゃできないです」と、ノーステップ打法で長打を打つ難しさを口にした。
8月に入り、負けられない戦いが続く中で、藤原恭大もその中心で躍動することをマリーンズファンは期待している。「自分がやるべきことを何番であっても変えずにいければいいなと思います」。この8月も、マリーンズファン、藤原にとって最高の季節にする。
取材・文=岩下雄太