3回のピンチで150キロ中盤の直球が唸る!
パドレスのダルビッシュ有投手(38)が10日(日本時間11日)、敵地T-モバイル・パークでのマリナーズ戦に先発登板。5回7安打2失点の好投で、今季5勝目の権利を持ってマウンドを降りた。
98日ぶりの復帰登板となった4日(同5日)のタイガース戦から中5日での復帰2戦目。その初回、5球でテンポ良く二死を奪ったものの、3番・ラリーに2ボール1ストライク後の低めスライダーを右翼席へ運ばれ先制を許した。
2回も先頭の5番・レイリーに、3ボール1ストライク後のスライダーを右翼ポール際に運ばれ2失点目。それでも直後の3回表、パドレス打線は2番・タティスが15号3ランを左中間席へ運び3-2と逆転した。
援護を受けたダルビッシュは3回、バント安打などで無死一、二塁のピンチを招くも、2番・ロドリゲス、4番・アロザレーナをいずれも見逃し三振に仕留めるなど後続をピシャリ。この回は要所で150キロ中盤の直球が唸りを上げた。
4回は二死から7番・ポランコに右中間への安打を許すも、右翼・タティスが華麗なジャンピングスローでポランコの二塁進塁を阻止。ダルビッシュはバックの堅守にも助けられながら2イニング連続でゼロを刻んだ。
5回は二死から1番・ロブレスに中越え二塁打と三盗を許したが、二死三塁でロドリゲスを三ゴロに仕留めピンチ脱出。3イニング連続無失点で勝利投手の権利を得た。
パドレス打線は直後の6回表、4番・マチャドの26号2ランで追加点。5-2と3点リードの6回裏から継投に入り、ダルビッシュは5回63球、7安打2失点、5奪三振無四球の内容で降板。今季の防御率は3.52となった。