「とにかく塁に出ることですかね」
ロッテの岡大海はチーム最多の69試合に1番打者と出場し、1番打者では打率.299(264-79)、6本塁打、27打点、8盗塁、40四球、2犠打、出塁率.397をマークする。
「後ろにポランコ、ソトさんと長打力のあるバッターがいるので、僕がランナーに出れば相手バッテリーもプレッシャーがかかると思いますし、そこはすごく思ってはいます」
9月14日の西武戦では0-0の初回先頭の岡が四球で出塁し、2番・藤岡裕大のセンター前の安打でスタートを切っていた岡は三塁へ進み一、三塁とすると、3番・ポランコの二塁併殺の間に三塁走者の岡が先制のホームを踏んだ。同日の西武戦はこの1点のリードを先発・小島和哉、鈴木昭汰、益田直也のリレーで逃げ切り、1-0で勝利した。岡の出塁と1つ先を狙った走塁が、チームに大きな1点をもたらした。
チャンスメイクだけでなく、下位打線が繋がり岡に打順が巡ってくれば、チャンスでの打撃が求められる。「そこは自分自身も打ちたいと思いますし、後ろには良いバッターが続くので、強引にならないように。冷静になって見極めていけたらなと思います」
2年連続のクライマックスシリーズ進出を決めた10月1日の楽天戦は、0-1の5回に友杉篤輝のショートフライを楽天のショート・村林一輝が落球し二者が生還して、なお二死二塁の場面で、「チームの勢いに乗って打つことが出来ました」と、4回まで抑え込まれていた先発・岸孝之が1ストライクから投じた2球目のストレートを左中間に弾き返す適時二塁打を放った。
チャンスメイク、得点圏での打撃と、1番打者として非常に良い働きを見せている。岡は1番打者で出場する際、「一番は向こうのピッチャーが嫌がるようなバッティングと言いますか、初回からいい当たりを打てば向こうも嫌だと思いますし、そういうのはすごく意識してやっています」と明かした。
岡が8月9日に『左大腿二頭筋の肉離れ』で一軍登録を抹消し、9月10日に再昇格するまでチームは10勝15敗と負け越していたが、岡の復帰後、チームは9勝7敗と2つの勝ち越し。岡が離脱中、チームは負けが込んでいたが、「チームのことよりまずは自分の怪我を早く治すことだったと思いましたし、そういうことは思っていました」と振り返る。
一軍に戻ってからのチームの雰囲気について、「緊迫した試合が多いですし、みんな萎縮せずに積極的にできていると思います。成長していっていると思います」と話したように、9月18日の楽天戦後に4位に転落したが試合のなかった9月20日に再び3位に浮上すると、9月28日の西武戦から4連勝で2年連続のCS出場を決めた。
「自分なりに気づいたことだったりとか声をかけたりしますし、若手の選手も見ていると思うので、僕自身の姿というのもちゃんとやっていかないといけないなと思います」。自身のことだけでなく、若手選手たちにも声をかけるなど、チームの中心選手としての役割を果たす。
今季は故障で離脱した時期もあったが、昨季と同じように安打数(104)、四球数(44)、二塁打(28)、はシーズン自己最多、7本塁打、33打点は昨季と並んでシーズン自己最多と33歳となった現在も成長した姿を見せる。トップバッターとして素晴らしい活躍をする岡大海は、CSでも攻走守でもチームに勢いをもたらしてくれるはずだ。
取材・文=岩下雄太
ロッテの岡大海はチーム最多の69試合に1番打者と出場し、1番打者では打率.299(264-79)、6本塁打、27打点、8盗塁、40四球、2犠打、出塁率.397をマークする。
「後ろにポランコ、ソトさんと長打力のあるバッターがいるので、僕がランナーに出れば相手バッテリーもプレッシャーがかかると思いますし、そこはすごく思ってはいます」
9月14日の西武戦では0-0の初回先頭の岡が四球で出塁し、2番・藤岡裕大のセンター前の安打でスタートを切っていた岡は三塁へ進み一、三塁とすると、3番・ポランコの二塁併殺の間に三塁走者の岡が先制のホームを踏んだ。同日の西武戦はこの1点のリードを先発・小島和哉、鈴木昭汰、益田直也のリレーで逃げ切り、1-0で勝利した。岡の出塁と1つ先を狙った走塁が、チームに大きな1点をもたらした。
チャンスメイクだけでなく、下位打線が繋がり岡に打順が巡ってくれば、チャンスでの打撃が求められる。「そこは自分自身も打ちたいと思いますし、後ろには良いバッターが続くので、強引にならないように。冷静になって見極めていけたらなと思います」
2年連続のクライマックスシリーズ進出を決めた10月1日の楽天戦は、0-1の5回に友杉篤輝のショートフライを楽天のショート・村林一輝が落球し二者が生還して、なお二死二塁の場面で、「チームの勢いに乗って打つことが出来ました」と、4回まで抑え込まれていた先発・岸孝之が1ストライクから投じた2球目のストレートを左中間に弾き返す適時二塁打を放った。
チャンスメイク、得点圏での打撃と、1番打者として非常に良い働きを見せている。岡は1番打者で出場する際、「一番は向こうのピッチャーが嫌がるようなバッティングと言いますか、初回からいい当たりを打てば向こうも嫌だと思いますし、そういうのはすごく意識してやっています」と明かした。
岡が8月9日に『左大腿二頭筋の肉離れ』で一軍登録を抹消し、9月10日に再昇格するまでチームは10勝15敗と負け越していたが、岡の復帰後、チームは9勝7敗と2つの勝ち越し。岡が離脱中、チームは負けが込んでいたが、「チームのことよりまずは自分の怪我を早く治すことだったと思いましたし、そういうことは思っていました」と振り返る。
一軍に戻ってからのチームの雰囲気について、「緊迫した試合が多いですし、みんな萎縮せずに積極的にできていると思います。成長していっていると思います」と話したように、9月18日の楽天戦後に4位に転落したが試合のなかった9月20日に再び3位に浮上すると、9月28日の西武戦から4連勝で2年連続のCS出場を決めた。
「自分なりに気づいたことだったりとか声をかけたりしますし、若手の選手も見ていると思うので、僕自身の姿というのもちゃんとやっていかないといけないなと思います」。自身のことだけでなく、若手選手たちにも声をかけるなど、チームの中心選手としての役割を果たす。
今季は故障で離脱した時期もあったが、昨季と同じように安打数(104)、四球数(44)、二塁打(28)、はシーズン自己最多、7本塁打、33打点は昨季と並んでシーズン自己最多と33歳となった現在も成長した姿を見せる。トップバッターとして素晴らしい活躍をする岡大海は、CSでも攻走守でもチームに勢いをもたらしてくれるはずだ。
取材・文=岩下雄太