規定投球回にも4アウト届かず…齊藤氏「この雨の中、宮城もよく投げていた」
オリックス・宮城大弥が6日、今季最終戦となった楽天戦に先発登板。6回まで79球・3安打2奪三振1死球1失点と好投し7勝目を挙げるも、7回表途中で雨天コールドが宣告され、最優秀防御率のタイトルと4年連続の規定投球回到達は逃す結果となった。
試合後にベンチで涙を見せた宮城に対し、6日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した岩本勉氏は「勝利して、チームを勝たせることのできた投手が涙するという不思議なシーンだった」と印象を述べると、齊藤明雄氏は「この雨の中、宮城もよく投げていた。軸足は滑るし、野手も守りづらかっただろう」とこの日の宮城の投球を称賛したうえで「タイトルというのは、獲れる時に獲っておかないと後から獲れるものではないので、悔しいという涙だったと思う」と宮城の無念さを慮った。
さらに岩本氏が「先発投手にとって最優秀防御率のタイトルは特別なもの。それが目の前にあったのに涙ともいえる雨が…」と残念がると、笘篠賢治氏も「なんちゅういたずらするんやという感じだった」と同調。
齊藤氏が「審判団も相当粘っていたが、グラウンドのシートをはがした途端に雨が強くなってきたので、これでは無理だという仕方なしの判断だったと思う」とコールドの決定に理解を示すと、笘篠氏は「また来季はチームの勝利とともに、タイトルを奪い返してほしい」と激励を送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』