怪我で18登板に終わる
DeNAの上茶谷大河が1日、契約更改に臨み今季の5100万から「23.5%ダウン」でサインしたと明かした。6月上旬に走塁の際右足首を捻挫し、18試合登板に終わったことで「チームに貢献できたっていう感覚はないです。スタートした時からあんまり良くなかったですし、なかなかうまくいったなって思えるようなシーズンではなかったです。1ヶ月弱で復帰したんですけど、そこから1ヶ月ぐらいは違和感ありましたし」と思い通りにはいかなかったと振り返った。
チームは日本一を賭けた戦い真っ只中だが「日本シリーズのメンバーに入れてないのは、もどかしさはすごく感じます」と素直な心境を吐露。しかし「2連敗した後に勝ちを積み重ねていく姿っていうのは刺激になりました」とチームメイトの快進撃に嬉しさも感じているとした。
来季は先発希望
但し「自分の意見を通せるような成績じゃない」と立ち位置も熟知しており「中継ぎで投げてる自分のスタイルよりも、球種を増やさないといけるなって思ってもらえないので、ただ長い投げるだけじゃなくて、しっかりとこの1年かけて練習してきたボールを使って抑えていって、内容でアピールしたい」と首脳陣を納得させていくプランを持つ。具体的には「シュート系のボールとチェンジアップの2種類」の習得と「ストレートがよくないと練習してるボールもできない。ベース板での強さとコントロール」を求め、異国の地で戦っていく覚悟を示した。
2018年ドラフト1位の大器ももう7年目。2年間の中継ぎの経験をもとに、再びキレイなマウンドへ返り咲くことを思い描き、自らをブラッシュアップさせていく。
取材・文・写真:萩原孝弘