「短期契約で復活を図り、再びFA市場へ」

　タイガースは27日（日本時間28日）、ヤンキースからFAになっていたグレイバー・トーレス内野手（28）と1年契約で合意したと発表した。

　ベネズエラ出身のトーレスは、2018年のメジャーデビューから2024年までヤンキース一筋で7年間プレー。2019年に打率.278、38本塁打、90打点、OPS.872をマークしたものの、今季は正二塁手として154試合に出場し、打率.257、15本塁打、63打点、OPS.708と物足りない成績に終わっていた。

『MLBネットワーク』のジョン・ヘイマン記者によると、タイガースとの契約は単年で1500万ドル（約23億5000万円）。FAイヤーの今季、やや不振に陥ったことで「短期契約で復活を図り、再びFA市場に出てより良い契約を得る算段のようだ」と伝えた。

　トーレスはタイガース移籍が決まったことを自身のX（旧ツイッター）でファンに報告。「ヤンキースが愛情を注ぎ、支えてくれたおかげで、メジャーでプレーする夢を実現できました。ピンストライプを着用することは、私と家族にとって名誉なことでした」と、マイナー時代も含め9年間在籍したヤンキースに感謝した。