昨季は中川颯や堀岡ら新戦力が底上げ
DeNAは17日、2月1日から始まる「2025 SPRING CAMP Supported by マルハニチロ」のメンバー振り分けを発表した。A班は沖縄県宜野湾市、B班は鹿児島県奄美市で実施。主力メインのA班にはドラフト1位の竹田祐投手(25=三菱重工West)ら新人4選手が入った。今季はリーグ優勝経由での2年連続日本一を目指すDeNA。三浦体制5年目となるキャンプの見どころを探る。
●ルーキーに加え前虎・浜地、前鷹・三森ら注目の新戦力
ルーキーでは竹田、ドラフト2位・篠木健太郎(法大)、同4位・若松尚輝(四国IL高知)の3投手に加え、内野手の同3位・加藤響(四国IL徳島)もA班入り。また、前阪神の浜地真澄と岩田将貴に加え、濵口遥大とのトレードでソフトバンクから移籍してきた三森大貴もA班スタートとなった。昨季は前オリックスの中川颯や前巨人の堀岡隼人が日本一に貢献。今季も新戦力の突き上げに期待したい。
●ローテ争いは育成左腕・庄司、先発転向の伊勢にも注目
昨年はリーグ3位からの下剋上日本一を達成したものの、レギュラーシーズンは貯金2の3位。先発防御率は2023年の3.14から2024年は3.23へ悪化しており、昨春に続き先発ローテ整備は最重要課題と言える。
昨季終盤は東克樹、アンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイに次ぐ先発が駒不足に陥っただけに、即戦力候補の竹田、篠木らドラフト組にかかる期待は大きい。また、昨季イースタン・リーグで8勝&防御率2.35をマークし、ファーム日本選手権でも好投した育成左腕・庄司陽斗もA班に抜擢。今季から先発にチャレンジする伊勢大夢、4年目を迎える2021年のドラフト1位・小園健太のアピールにも期待したい。
●熾烈な外野争い、筒香は6年ぶりの宜野湾キャンプ
昨季はルーキーだった度会隆輝がキャンプ中の実戦から猛アピール。シーズンでは課題が浮き彫りになる形で出番を減らしたものの、1年目の経験を活かし、さらなるレベルアップに期待したい。度会と対照的に、梶原昂希はスロースタートだったもののシーズン中盤から大活躍。今季は春先からアピールしフル出場を目指す。
昨年4月に古巣復帰を果たした筒香嘉智にとっては6年ぶりの宜野湾キャンプ。昨季の日本シリーズMVP・桑原将志、FA権を行使せず残留した佐野恵太もA班スタートとなっており、開幕スタメン入りをかけた熾烈な戦いが幕を開ける。
DeNA春季キャンプのメンバー振り分けは以下の通り(変更の可能性あり)。
【A班:宜野湾キャンプ】
<投手=25名>
東克樹、竹田祐、伊勢大夢、大貫晋一、三嶋一輝、小園健太、山﨑康晃、坂本裕哉、吉野光樹、篠木健太郎、松本凌人、森唯斗、若松尚輝、松本隆之介、アンドレ・ジャクソン、浜地真澄、中川颯、石田裕太郎、ローワン・ウィック、宮城滝太、岩田将貴、アンソニー・ケイ、堀岡隼人、ジョフレック・ディアス、庄司陽斗
<捕手=5名>
松尾汐恩、戸柱恭孝、山本祐大、東妻純平、九鬼隆平
<内野手=10名>
林琢真、牧秀悟、タイラー・オースティン、森敬斗、京田陽太、三森大貴、柴田竜拓、加藤響、井上絢登、知野直人
<外野手=6名>
桑原将志、度会隆輝、佐野恵太、筒香嘉智、梶原昂希、蝦名達夫
【B班:奄美キャンプ】
<投手=19名>
石田健大、徳山壮磨、入江大生、森下瑠大、佐々木千隼、森原康平、坂口翔颯、京山将弥、平良拳太郎、中川虎大、橋本達弥、深沢鳳介、草野陽斗、清水麻成、金渕光希、ハンセル・マルセリーノ、今野瑠斗、吉岡暖、笠谷俊介
<捕手=4名>
伊藤光、益子京右、上甲凌大、近藤大雅
<内野手=8名>
石上泰輝、宮﨑敏郎、田内真翔、蓮、小笠原蒼、西巻賢二、粟飯原龍之介、高見澤郁魅
<外野手=5名>
神里和毅、勝又温史、武田陸玖、関根大気、小針大輝