救援でブレークも先発転向を直訴、真価問われる5年目
楽天の内星龍投手(22)が7日、沖縄・金武キャンプでシート打撃に登板。打者10人を2安打無四球に抑え順調ぶりを示した。
打者5人を2セットに分け、計10人と対戦。1セット目は先頭の山﨑剛に中前打を許したものの、5人目の吉納を変化球で空振り三振に仕留めるなど後続4人を無安打に封じた。2セット目は昨季のレギュラーである小深田、辰己をいずれも内野ゴロに仕留めるなど打者5人を相手に1安打。2セットで計36球を投じ、2安打1奪三振、無四球の安定投球で今季初の実戦形式の登板を終えた。
内は履正社高から2020年のドラフト6位で入団。3年目の2023年に中継ぎとしてブレークし、53試合で4勝2敗7ホールド、防御率2.28をマークした。昨季は先発転向を直訴し、すべて先発で20試合に登板し6勝8敗、防御率3.58の成績。転向1年目では及第点とも言えるが、「実力不足で不甲斐ない時期があった」と悔やんだ。
昨季の先発陣は早川と藤井が揃って初の2ケタ勝利を達成したが、チームの先発防御率3.81はリーグワースト。ローテ整備は今キャンプの強化ポイントだ。「去年は経験させてもらったシーズン。経験を生かして今年は実力でローテをつかみたい」と内。そのために「もう一度、真っ直ぐと変化球を磨きたい」と意気込む。