阪神の門別啓人はプロ2年目の昨季、一軍定着が期待されたが一軍定着ならず。3年目の今季こそ一軍定着に期待したいところだ。

　2年目の昨季は開幕一軍を掴むと、3月30日の巨人戦でリリーフ登板し1回を無失点。同試合から3試合連続無失点で抑え、5月3日の巨人戦で先発のチャンスを掴んだが、3回6失点で敗戦投手。一軍登録抹消となり、8月24日の広島戦で2度目の先発を果たし、5回2失点で敗戦投手。昨季は5試合に登板して、0勝2敗とプロ初勝利を挙げることができなかった。ファームでは15試合・77回1/3を投げ、4勝5敗、防御率3.96だった。

　今年は2月15日の楽天との練習試合に先発すると、2回無失点に抑え、2月22日の楽天との練習試合では3回・40球を投げ、2被安打、無失点とアピールした。

　今季から阪神は藤川球児監督が指揮をとるが、門別は2年連続開幕一軍、その先の一軍定着を果たしたいところ。他球団ではサウスポーは重宝されそうだが、先発、リリーフともに左投手のライバルが多い。結果を残して、今季こそ一軍で居場所を掴みたい。