

「長打力、自分の持ち味をしっかり出せたら、問題ないと思うので、そこが出せればいいと思うので、長打力をアピールしたいなと思います」。
昨季イースタン・リーグの本塁打、打点の二冠に輝いたロッテ・山本大斗は石垣島春季キャンプで対外試合に向けてこのように意気込んでいたが、ここまで持ち味である長打で存在感を示している。
山本大は昨年8月以降、“左足の使い方”、“タイミングの取り方”を意識し、ファームで8月以降の打率.377をマークしたが、「そのまま継続して、甘い球を逃さないとかを意識してオーストラリアでもやっていました」とシーズン終了後に参加したオーストラリアのウインターリーグでは20試合に出場して、打率.301、1本塁打、7打点の成績を残した。
ウインターリーグ終了後、「ちょっとだけ休んで、すぐいい感じで体脂肪も落として、体もいい感じで出来上がったので、順調かなと思います」とし、「去年の後半、いい感じで終われたので、そのまましっかりそれがさらに良くなるようにやっています」と、1月の自主トレでも取り組んできたことを継続。
昨季ファームで二冠王に輝いたが、今季に向けての自信に繋がったか訊くと、「特にないですね。二軍で一番打席をもらっていましたし、そこが僕の特徴なので、そこに関しては」とのこと。
石垣島春季キャンプでは、同じ右の長距離砲外野手の山口航輝、ドラフト1位・西川史礁(青山学院大)と同組で打撃練習を行った。
山本は「同じタイプ3人で組まれているのかなと思いますけど、2人ともいい打球を打つので、自分も負けないように。意識するところはしっかりして、その中で2人よりもいいものを見せられたらなと思うんですけど、現状は見せられていない。この2人と打っているととにかく力が入ります」と2月8日の取材で話していた。
石垣島春季キャンプ終盤となった2月13日に改めて訊くと「その後も変わらず、いつも力が入ります。同じタイプの3人が並べられているので、競争というか、そういうことだろうなと思って3人で喋りながら、またグループ一緒だねと話をしています。みんな力が入るといっていました」と明かした。
キャンプ初日に全体練習後に栗原健太打撃コーチとマンツーマンで練習していた。山本大は「足の使い方とか、僕がお願いしてみてもらって、気づいたこととかあったら教えてもらいたいなと思ってみてもらいました。久々にコーチに見てもらうので、見てもらおうかなと」と明かした。
昨季もファームで指導してきた栗原コーチは山本大について「夏頃からサブロー監督のアドバイスで取り組んで、今はだいぶその動きに慣れているんじゃないですかね」と評価。
山本大は「8月くらいからやってきたことを継続してやっているので、一軍の練習試合でどれぐらい通用するのか楽しみ」と話し、2月16日から始まった対外試合では、2月22日の中日とのオープン戦で、1-1の9回二死満塁の第1打席、清水達也が2ボール1ストライクから投じた4球目のストレートをライトスタンド最前列に飛び込む第1号満塁本塁打を放つと、翌23日の韓国ハンファとの練習試合でもバックスクリーンに豪快な一発。
さらに途中出場した3月1日の韓国ロッテ戦でもレフトスタンドに本塁打と、ここまで対外試合で3本のアーチを描いている。
今季に向けて「自分がどれくらいできるかわからないので」と前置きをしながら、「20本打ちたいですけど、まずは一軍で自分のできることをやりたいですね」と目標を掲げた。ロッテは昨季日本人選手の最多本塁打は岡大海の7本で、本拠地・ZOZOマリンスタジアムに移転後、日本人選手でシーズン30本塁打を放った選手は誰もいない。今後カギになってくるのは、各球団の主力投手たちが開幕に向けて仕上げてくるオープン戦後半に今のように長打を打てるかどうか。今季こそ、一軍の舞台でどでかいアーチを描きたい。
取材・文=岩下雄太
昨季イースタン・リーグの本塁打、打点の二冠に輝いたロッテ・山本大斗は石垣島春季キャンプで対外試合に向けてこのように意気込んでいたが、ここまで持ち味である長打で存在感を示している。
山本大は昨年8月以降、“左足の使い方”、“タイミングの取り方”を意識し、ファームで8月以降の打率.377をマークしたが、「そのまま継続して、甘い球を逃さないとかを意識してオーストラリアでもやっていました」とシーズン終了後に参加したオーストラリアのウインターリーグでは20試合に出場して、打率.301、1本塁打、7打点の成績を残した。
ウインターリーグ終了後、「ちょっとだけ休んで、すぐいい感じで体脂肪も落として、体もいい感じで出来上がったので、順調かなと思います」とし、「去年の後半、いい感じで終われたので、そのまましっかりそれがさらに良くなるようにやっています」と、1月の自主トレでも取り組んできたことを継続。
昨季ファームで二冠王に輝いたが、今季に向けての自信に繋がったか訊くと、「特にないですね。二軍で一番打席をもらっていましたし、そこが僕の特徴なので、そこに関しては」とのこと。
石垣島春季キャンプ
石垣島春季キャンプでは、同じ右の長距離砲外野手の山口航輝、ドラフト1位・西川史礁(青山学院大)と同組で打撃練習を行った。
山本は「同じタイプ3人で組まれているのかなと思いますけど、2人ともいい打球を打つので、自分も負けないように。意識するところはしっかりして、その中で2人よりもいいものを見せられたらなと思うんですけど、現状は見せられていない。この2人と打っているととにかく力が入ります」と2月8日の取材で話していた。
石垣島春季キャンプ終盤となった2月13日に改めて訊くと「その後も変わらず、いつも力が入ります。同じタイプの3人が並べられているので、競争というか、そういうことだろうなと思って3人で喋りながら、またグループ一緒だねと話をしています。みんな力が入るといっていました」と明かした。
対外試合で長打力をアピール
キャンプ初日に全体練習後に栗原健太打撃コーチとマンツーマンで練習していた。山本大は「足の使い方とか、僕がお願いしてみてもらって、気づいたこととかあったら教えてもらいたいなと思ってみてもらいました。久々にコーチに見てもらうので、見てもらおうかなと」と明かした。
昨季もファームで指導してきた栗原コーチは山本大について「夏頃からサブロー監督のアドバイスで取り組んで、今はだいぶその動きに慣れているんじゃないですかね」と評価。
山本大は「8月くらいからやってきたことを継続してやっているので、一軍の練習試合でどれぐらい通用するのか楽しみ」と話し、2月16日から始まった対外試合では、2月22日の中日とのオープン戦で、1-1の9回二死満塁の第1打席、清水達也が2ボール1ストライクから投じた4球目のストレートをライトスタンド最前列に飛び込む第1号満塁本塁打を放つと、翌23日の韓国ハンファとの練習試合でもバックスクリーンに豪快な一発。
さらに途中出場した3月1日の韓国ロッテ戦でもレフトスタンドに本塁打と、ここまで対外試合で3本のアーチを描いている。
今季に向けて「自分がどれくらいできるかわからないので」と前置きをしながら、「20本打ちたいですけど、まずは一軍で自分のできることをやりたいですね」と目標を掲げた。ロッテは昨季日本人選手の最多本塁打は岡大海の7本で、本拠地・ZOZOマリンスタジアムに移転後、日本人選手でシーズン30本塁打を放った選手は誰もいない。今後カギになってくるのは、各球団の主力投手たちが開幕に向けて仕上げてくるオープン戦後半に今のように長打を打てるかどうか。今季こそ、一軍の舞台でどでかいアーチを描きたい。
取材・文=岩下雄太