基本的なバットの握り方としては、両手の10本の指の付け根部分から第一関節で握る(通称・フィンガーグリップ)の形が理想と言われています。この部分で握ると、人間は自然と力が入り、バットを上手くコントロールできるようになります。
しかし、子どもの手は小さく、指もまだ短いため、手の平で握ってしまうケースが多々あります。手の平で握るやり方に慣れてしまうと、バッティングにおいてマイナスに働いてしまう「わきが空いた状態」になってしまいがち。
バットのヘッドを下にして、指で持ち上げるようにバットを握ると、自然と両手の指でバットを握る形になります。このようにして、バットの正しい握り方をお子さんが小さいうちから身体に覚えさせましょう。
バットの構え方は、まず下半身から覚えていきましょう。足の幅は肩幅よりやや広いくらいにし、股関節を少し緩める感覚で膝を落とします。この時に目線を下にして、膝で足の指が隠れるくらいが良いポジションと言えます。
続いて、上半身に移ります。バットを持つ部分であるグリップを、右バッターなら右耳の近くに持って構えましょう。耳よりも右肩が後ろに入り過ぎてしまったり、頬の近くにバットのグリップがあってはバットがスムーズに振れないので注意するように。さらに、バットを持った状態で投手側を見るときは、必ず両目でしっかりと見るようにしましょう。
■講師プロフィール
宇野誠一
高校球児、中学硬式球児、学童球児の3児の父。
桐蔭学園高校→獨協大と内野手で活躍。社会人野球ではリクルート、ローソン、
フェデックスに所属。コーチ、監督経験も含め通算15年の社会人野球指導歴を持つ。
その後学童野球で6年間指導者として小学生を指導、4年生から野球を始めた次男を侍JAPANアンダー12代表に育てた「ヤキュイク父」でもある。現在は中学硬式チームの監督を務める。
高校球児、中学硬式球児、学童球児の3児の父。
桐蔭学園高校→獨協大と内野手で活躍。社会人野球ではリクルート、ローソン、
フェデックスに所属。コーチ、監督経験も含め通算15年の社会人野球指導歴を持つ。
その後学童野球で6年間指導者として小学生を指導、4年生から野球を始めた次男を侍JAPANアンダー12代表に育てた「ヤキュイク父」でもある。現在は中学硬式チームの監督を務める。