―― 息子さんは軟式少年野球チームで野球をしているそうですね。毎日の食事で身体を大きくすることを意識していますか?
はい、意識していますが、子どもの成長は様々、個人差はありますから、小学生のうちは、からだをつくる、栄養バランスを考え、必要な栄養素をきちんと食べることを大切にしています!今は「胃を大きくする」「食べることに慣れる」本人も大きくなりたいと一生懸命食べています。量はわりと食べる方ですね。
―― いつ頃から野球を意識した食事作りを始めましたか?
小学生1年生から意識しました。野球を始めたのがそのころですので、幼稚園時代より、活動量も増え、質はもちろん、グッと量も増えましたね!栄養バランスを重視し、骨などの基礎をしっかり作ることを考えました。成長や活動量により、食べる量も増えますから、その時がタイミングですね。食事を嫌いになって欲しくないので、低学年のときは嫌いなものは強制的には食べませんでした。苦手な食材は小さく刻み、ハンバーグやスープ等に入れ、無理のない範囲で食べてもらいましたね。
―― 息子さんは好き嫌いが多い方ですか?
「プロ野球選手になりたい」という想いがあって、自然と好き嫌いがなくなりましたね。あの選手がコレを食べて大きくなった、なんて聞いたりして自分も口にしたり。食卓に出さないとそれを目にしないし、食べようっていうことにもならないので、まずは少量ずつテーブルに置くようにしました。食が進むカレー粉をつかったりして毎日味付けを変えて、「今日はこういう味にしたからちょっと食べてみて」って。
―― 食が細いお子さんに対して、たくさん食べられるアドバイスはありますか?
食事の回数を分けること。1日に必要なカロリーを3回の食事で摂るのではなく、5回に分ければ1回に食べる量が減らせます。食事以外の2回はおにぎりやふかしたお芋、バナナなどのフルーツなどの補食です。
―― 甘いものはどの程度食べていますか?
息子が幼稚園に通い出した頃からやっぱりいろんなお菓子を目にして興味を持ち始めて。でも、うちではプリンよりもヨーグルトを選ぶようにしています。そこに甘みを加えるならはちみつとドライフルーツを混ぜる。スムージーやフルーツポンチもよく作ります。砂糖入りの炭酸飲料は飲ませませんが、炭酸水に小さく刻んだフルーツをたっぷり加え、フルーツ缶のシロップで甘みをつけたものを、ボトルに入れて野球のときにもときどき持たせていますよ。
―― 炭酸飲料以外にも避けているものはありますか?
避けているというよりは、なるべく手作りしたいという気持ちでいます。外出先などで、どうしても手作りの物を持たせられないなどの場合もありますしね。その時は、なるべくオニギリや、おかずを食べれるように考えて買います。本人も、身体にいい、栄養バランスを考え選ぶようになりましたね。
―― 息子さんはいつ、どのようにして食に関心を持ち始めましたか?
小学4年生くらいでしょうか。少年野球でも4年生からが高学年。背番号をもらって、公式戦にも出るようになって、自分でしていることが結果に見えてくる頃から変わってきましたね。まだ反抗期でもないので、「ほら、昨日のあのご飯でホームラン打ったでしょ?」「ママのいうこと、間違いないんだよ」っていうと、それをちゃんと聞いているみたいです。
―― 食事が好きになる声かけ、食べさせ方にもコツがありますね。
それと、小さい頃からお父さんに出している食事を見て、私と主人の「今日の栄養どう?」「身体にすごくいいからこれを食べてみて」という会話を聞いていたのも大きいのかな。これはアスリートのお父さんじゃなくてもできることで、健康のために必要な栄養素について食卓で話すことで、自然と子どもにも知識が身につくと思います。
―― いつもお母さんがお父さんのことを考えて話すのを見ていて、お父さんがちゃんとそれを聞いて結果を残している、そのシチュエーションもいいですね。
はい、我が家は職業柄、食事に関しては気をつかうので、自然と食に関しての話や、食卓に並んだ料理には、こんな身体にいいことがあるんだという話は常にしながらですから、息子も自然と興味持ちましたね。食卓は楽しくした方がいいと思います!
食べることは、アスリートでなくても、生きるために必要なこと。
そして何より健康でなければ、何もできませんし、はじまりません。
食を意識するということは、生活を整える意味でも大事ですね!
家族の健康、幸せを感じながら楽しく取り組むことがいいんではないでしょうか!
▼プロフィール
今江幸子(いまえさちこ)さん
東北楽天ゴールデンイーグルス・今江年晶選手の妻。1児の母。2004年に今江選手と結婚、プロ入り3年目から食事を支え続け、2014年にはアスリートフードマイスター3級を取得。小学生の息子さんも軟式少年野球チームに所属、プロ野球選手の奥さまとして、また成長期のお子様を持つ母としての知識や経験を活かし、食事術セミナーなどの講師も務める。
はい、意識していますが、子どもの成長は様々、個人差はありますから、小学生のうちは、からだをつくる、栄養バランスを考え、必要な栄養素をきちんと食べることを大切にしています!今は「胃を大きくする」「食べることに慣れる」本人も大きくなりたいと一生懸命食べています。量はわりと食べる方ですね。
―― いつ頃から野球を意識した食事作りを始めましたか?
小学生1年生から意識しました。野球を始めたのがそのころですので、幼稚園時代より、活動量も増え、質はもちろん、グッと量も増えましたね!栄養バランスを重視し、骨などの基礎をしっかり作ることを考えました。成長や活動量により、食べる量も増えますから、その時がタイミングですね。食事を嫌いになって欲しくないので、低学年のときは嫌いなものは強制的には食べませんでした。苦手な食材は小さく刻み、ハンバーグやスープ等に入れ、無理のない範囲で食べてもらいましたね。
―― 息子さんは好き嫌いが多い方ですか?
「プロ野球選手になりたい」という想いがあって、自然と好き嫌いがなくなりましたね。あの選手がコレを食べて大きくなった、なんて聞いたりして自分も口にしたり。食卓に出さないとそれを目にしないし、食べようっていうことにもならないので、まずは少量ずつテーブルに置くようにしました。食が進むカレー粉をつかったりして毎日味付けを変えて、「今日はこういう味にしたからちょっと食べてみて」って。
―― 食が細いお子さんに対して、たくさん食べられるアドバイスはありますか?
食事の回数を分けること。1日に必要なカロリーを3回の食事で摂るのではなく、5回に分ければ1回に食べる量が減らせます。食事以外の2回はおにぎりやふかしたお芋、バナナなどのフルーツなどの補食です。
―― 甘いものはどの程度食べていますか?
息子が幼稚園に通い出した頃からやっぱりいろんなお菓子を目にして興味を持ち始めて。でも、うちではプリンよりもヨーグルトを選ぶようにしています。そこに甘みを加えるならはちみつとドライフルーツを混ぜる。スムージーやフルーツポンチもよく作ります。砂糖入りの炭酸飲料は飲ませませんが、炭酸水に小さく刻んだフルーツをたっぷり加え、フルーツ缶のシロップで甘みをつけたものを、ボトルに入れて野球のときにもときどき持たせていますよ。
―― 炭酸飲料以外にも避けているものはありますか?
避けているというよりは、なるべく手作りしたいという気持ちでいます。外出先などで、どうしても手作りの物を持たせられないなどの場合もありますしね。その時は、なるべくオニギリや、おかずを食べれるように考えて買います。本人も、身体にいい、栄養バランスを考え選ぶようになりましたね。
―― 息子さんはいつ、どのようにして食に関心を持ち始めましたか?
小学4年生くらいでしょうか。少年野球でも4年生からが高学年。背番号をもらって、公式戦にも出るようになって、自分でしていることが結果に見えてくる頃から変わってきましたね。まだ反抗期でもないので、「ほら、昨日のあのご飯でホームラン打ったでしょ?」「ママのいうこと、間違いないんだよ」っていうと、それをちゃんと聞いているみたいです。
―― 食事が好きになる声かけ、食べさせ方にもコツがありますね。
それと、小さい頃からお父さんに出している食事を見て、私と主人の「今日の栄養どう?」「身体にすごくいいからこれを食べてみて」という会話を聞いていたのも大きいのかな。これはアスリートのお父さんじゃなくてもできることで、健康のために必要な栄養素について食卓で話すことで、自然と子どもにも知識が身につくと思います。
―― いつもお母さんがお父さんのことを考えて話すのを見ていて、お父さんがちゃんとそれを聞いて結果を残している、そのシチュエーションもいいですね。
はい、我が家は職業柄、食事に関しては気をつかうので、自然と食に関しての話や、食卓に並んだ料理には、こんな身体にいいことがあるんだという話は常にしながらですから、息子も自然と興味持ちましたね。食卓は楽しくした方がいいと思います!
食べることは、アスリートでなくても、生きるために必要なこと。
そして何より健康でなければ、何もできませんし、はじまりません。
食を意識するということは、生活を整える意味でも大事ですね!
家族の健康、幸せを感じながら楽しく取り組むことがいいんではないでしょうか!
(取材・江原裕子)
【お知らせ】
アスリートフード勉強会「野球のための食事術」
ゲスト講師 東北楽天イーグルス 今江年晶選手の奥様 今江幸子さん
▼プロフィール
今江幸子(いまえさちこ)さん
東北楽天ゴールデンイーグルス・今江年晶選手の妻。1児の母。2004年に今江選手と結婚、プロ入り3年目から食事を支え続け、2014年にはアスリートフードマイスター3級を取得。小学生の息子さんも軟式少年野球チームに所属、プロ野球選手の奥さまとして、また成長期のお子様を持つ母としての知識や経験を活かし、食事術セミナーなどの講師も務める。